コレって、ちょっとイイかも! SDGsな最新グルメ

環境問題、食料問題、フードロス問題…
SDGsな取り組みをグルメの分野からピックアップ!
美味しく、楽しく、まじめに食の未来をお伝えします。

魚の選択からはじめる!
地球にやさしいサステナブル


みんなが食べているその魚
どこから来たのか知っていますか?
『The Burn(ザ・バーン)』の「フィレオノルウェーサーモンバーガー ハーブとヨーグルトのレリッシュソース」

「刺身」「ムニエル」「アクアパッツァ」「ブイヤベース」「フイッシュアンドチップス」…。料理となって食卓に並ぶ魚も、もともとは海で泳いでいました。「そんなことはわかっているよ!」という人が、ほとんどのはず。でも「その魚が、いつ、どこで、どのようにして獲られたか?」まで知っている人は、ほとんどいないと思います。

もっと細かくいうと、どこの漁場で誰が捕獲して、あるいはどこの養殖場で誰が育てて、どのように運ばれて来て、どうやって売られたのか? それをわかるようにする仕組みが「トレーサビリティ(追跡可能性)」です。

「そんなことを知って何になるの?」という人も多いと思います。わたしたちが生活していくうえで、水産資源について知ることはほとんどありません。でも実際は「生態系の破壊」「魚介類の減少」「絶滅危惧」といった状況が、少しずつ近づいているのです。


どれくらいの量の魚が
世界で消費されているかご存じですか?
日本で消費される魚のイメージ

日本では「魚介類の消費量が年々減少し続けている」と言われています。農林水産省「食料需給表」によると、1人当たりの年間消費量は、2001年の「40.2kg/人」をピークに減少。2016年には「24.6kg/人」となっています。(※農林水産省「食料需給表」より引用)

ところが、世界規模で見ると、1人当たりの年間消費量は年々増加。国際連合食糧農業機関(FAO)の「世界漁業・養殖業白書」によると1人当たりの年間消費量は、2005年が「13.8kg/人」、2016年は「20.3kg/人」、2018年には「20.5kg/人」と増え、2030年には「21.5kg/人」になると予想されています。

しかも現在は世界人口が増え続けています。同じく「世界漁業・養殖業白書」によると、世界の魚介類の総生産量は、1990年に「1億トン」、2018年に「1億7900万トン」、そして2030年には「2億トン」になると算出。わたしたちは、ずっと魚を食べ続けることができるのでしょうか?(※FAO「世界漁業・養殖業白書」より引用)


安心安全なシーフードに必要な
「トレーサビリティ」という仕組み
世界で消費される魚のイメージ

さらに「魚介類の消費量増加」によって、さまざまな問題が起きています。魚を獲りすぎる「乱獲」、必要な魚以外も獲ってしまう「混獲」、それに伴う「不要な魚の廃棄」、養殖場建設による「自然破壊」…など、魚を取り巻く環境も大きく変わってきています。

国や地域によっては、漁船の乗組員に長時間の労働をさせるケースや、低賃金で働かせるといった事例まであるのです。このように、わたしたちが普段なにげなく食べている魚も、実は海の環境に悪い影響を与えていたり、誰かの犠牲によって獲られている可能性があります。

このように「サステナビリティ(持続可能であること)」を確立するためには「トレーサビリティ」が必要不可欠なのです。漁場や養殖場から食べるところまで、追跡することが食の安全はもとより、海の環境・水産資源の保護にもなってきます。


ノルウェー水産物審議会が目指す
「持続可能な生産・消費」
ノルウェー水産物審議会のサーモン養殖説明

ノルウェーは世界で販売されているサーモンやサバの主な原産国。現在は世界第2位の水産物輸出を誇ります。ところがノルウェーも1960年代には、ニシンの乱獲によって資源枯渇の寸前にまで陥った過去があります。その反省から、持続可能な漁場の実現に向けて取り組んできました。

そして現在は「魚を獲らない・食べない」ことを選ぶのではなく、「持続可能な生産・消費」を選ぶことで、水産資源と海・地域社会を守っています。その大切さを伝えることを目的に6/1(火)から「Select S」プロジェクトを展開。

「Select S」プロジェクトの「S」は、「サステナブル(Sustainable)」、「シーフード(Seafood)」、そしてノルウェー産の「サーモン(Salmon)」、「サバ(Saba)」の頭文字。1人でも多くの人が地球にやさしいサステナブル習慣を選ぶ事で、持続可能な未来の実現につながる機会を提供します。


ノルウェーのサーモンとサバを
期間限定メニューで販売中
『Sincere BLUE(シンシアブルー)』の石井シェフ、ノルウェー水産物審議会のヨハン氏、『The Burn(ザ・バーン)』の米澤シェフ

プロジェクトの一環として、“おいしく楽しく食べながら海の未来を守ることを目指す”サステナブルシーフードのフレンチレストラン『Sincere BLUE(シンシアブルー)』と、ニューアメリカン料理をサステナブル・グリルの形で楽しめる『The Burn(ザ・バーン)』がコラボレーション。

ノルウェーサーモンとサバを使った、地球にやさしいサステナブルバーガー「Sバーガー」を期間限定で販売します。話題の「グルメハンバーガー」と「サステナブルなノルウェーシーフード」を組み合わせた、いましか味わえない食体験は必食です。

『Sincere BLUE』
■「ノルウェー産サモンのタルタルバーガー)」(1,650円)

『Sincere BLUE(シンシアブルー)』の「ノルウェー産サモンのタルタルバーガー」

サイコロ状にカットしたサーモンをミディアムレアのフリットに。燻製したスカモルツァやわさびのソースがアクセントになった、素材との相性も抜群のバーガです。

また、サイドには生サーモンのサラダも提供。ノルウェー産サーモンの美味しさを熟知した『Sincere BLUE』ならではのおいしさを堪能できるバーガーセットです。


『Sincere BLUE』
■「ノルウェー産サバ味噌オランデーズバーガー)」(1,500円)

『Sincere BLUE(シンシアブルー)』の「ノルウェー産サバ味噌オランデーズバーガー」

バーナーで炙って香りを引き出した味噌のオランデーズソースを、スライスしたアボカドとグリルしたサバにたっぷりかけた、新しい組み合わせのひと品。中にトッピングする春菊やガリで和風のアクセントも楽しめる親しみやすいサババーガーです。


『The Burn』
■「フィレオノルウェーサーモンバーガー ハーブとヨーグルトのレリッシュソース」(1,650円)

『The Burn(ザ・バーン)』の「フィレオノルウェーサーモンバーガー ハーブとヨーグルトのレリッシュソース」

ゆずソースに漬けたクランベリーとキュウリの上にミディアムレアに仕上げたサーモンフィレをのせて、さらにその上にヨーグルト、ハーブ、そしてライムジュースを合わせたフレッシュ感たっぷりのサーモンバーガーです。

サーモンの中心をレアに仕上げているのは、素材が新鮮だからこそ。『The Burn』ならではのスタイリッシュさと絶品のおいしさが自慢のバーガーは、初夏にぴったりの爽やかな味付けで提供します。


海の環境や魚のために
わたしたちができる選択とは?
魚料理のイメージ

わたしたちは今後どうやってサステナブルなシーフードを選べば良いのか? それはとっても難しい問題です。あまり知られていませんが『IUCN(国際自然保護連合)』が野生生物の危惧を評価した「レッドリスト」には、マグロやウナギの種類も入っていたりと、海の環境もどんどん変化を続けています。

まずはサステナビリティについてわからないことがあったら、魚を購入するお店や、レストランで「どこで、その魚が仕入れられたのか?」を確認することからはじめてみてはいかがでしょう。

その先で行う選択が、サステナブルな未来を選んでいることと同じになるのですから。

キレイな海のイメージ

店名Sincere BLUE(シンシアブルー)
電話03-6434-0703
住所東京都渋谷区神宮前1-23-26 JINGUMAE COMICHI 2F
提供期間6/4(金)~6/30(水)
※「Sバーガー」の提供は平日ランチのみ。月曜定休。
提供時間ランチタイム 12:00~14:00(L.O.13:30)
※新型コロナウイルス感染拡大により営業時間が変更になる可能性があります。おでかけの際は事前に店舗までご確認ください。
店名The Burn(ザ・バーン)
電話03-6812-9390
住所東京都港区北青山1-2-3 青山ビルヂングB1
提供期間6/4(金)~6/18(金)
※「Sバーガー」の提供は平日ランチのみ。月曜定休。
提供時間ランチタイム 12:00~14:00(L.O.13:30)
※新型コロナウイルス感染拡大により営業時間が変更になる可能性があります。おでかけの際は事前に店舗までご確認ください。

情報は2021年6月4日現在のものです。



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