銀座なのに安くて美味しい！ 大満足の中華料理14店

2018年4月、『東京ミッドタウン日比谷』前に登場した『添好運（ティム・ホー・ワン）』は、美食の都・香港でミシュラン1つ星を獲得した点心専門店。有名ホテルの中華レストランで腕を振るっていたシェフたちが独立し、3つ星レベルの中華・点心をリーズナブルな価格で楽しめるお店として始めた。

点心・一品料理は、単品380円から980円とかなり安い！まるでファミレス価格。客単価も2,200円というから、銀座エリアのお店ということも忘れてしまいそう。

メニューは、茹で点心、揚げ点心、焼き点心、蒸し点心、麺・飯類など全28種。すべて本店同様に、オリジナルのレシピで作られている。

中国中央部の湖北省の郷土料理をベースに、現代的なアレンジを加えたモダンチャイニーズを提供するお店。"酸・甜（甘さ）・麻辣・清淡（あっさりした塩味）"という4つの中華の基本をおさえつつ、 "蒸す・茹でる" という調理法を活かした料理を生み出す。

例えば「ドウピー」。古くから食べられている料理をアレンジしたもので、新潟のうるち米、山形県産のブランド豚などの具材を混ぜ込んで玉子の上に乗せた「武漢おこわオムライス」のような一品。

また、中国五大麺のひとつ「熱乾（レッカン）麺」は、ゴマ油を練り込んだ麺を軽く茹でて、具材やソースと混ぜていただく。他では食べられない逸品ぞろい。

東銀座と築地のあいだ、歌舞伎座と新橋演舞場からもほど近い『銀座七郵便局』の入ったビル地下にある中華ダイニング。白とブラウンを基調にしたやさしく温かみのある店内は、ゆったりと食事を楽しむのに最適。テーブルも大きく席間がゆったりと取られているので、周りを気にせず過ごせそう。

料理は、中華の伝統的な技法を守りつつ、和・洋のテイストを加えたモダンな中華。厳選食材を用いて、上品で見た目にも華やかな一皿を提供する。

おすすめは「松阪ポークの黒酢酢豚」。松阪牛と同じく希少な松阪ポークを贅沢に使っている。ほかにも、前菜から豆腐料理、海鮮料理、肉料理、キノコ料理、点心、デザートまで種類豊富で、どれにしたらいいか迷ってしまう。

有楽町駅すぐ、西銀座デパート内にある中華料理店。看板メニューの「上海湯包」は、スープがたっぷり入った小籠包のこと。台湾・高雄の五つ星ホテルにあるレストラン『上海湯包小館』の「小籠湯包」の味を再現している。肉汁と相まった美味しいスープを逃さぬように、レンゲで一滴残らずいいただこう。点心は「蒸し餃子」「焼売」などをラインアップ。

一番人気は「蟹あんかけチャーハン」。ぷりっとした海老入りのチャーハンの上に、蟹身たっぷりのとろとろ餡かけをかける。ほかにも「麻婆豆腐」「海老のチリソース煮」「黒酢の酢豚」などお馴染みの中華料理がずらり。日本人の口に合うものばかりなので、誰と訪れても満足できそう。

中国の八大料理のうち四川料理に属する雲南料理。雲南省はキノコの宝庫で、古来からさまざまな料理で親しまれてきた。この店では「雲南キノコ火鍋」をはじめとした本場の雲南料理を提供する。

「雲南キノコ火鍋」には、本場から直送される天然のキノコをはじめ7種以上のキノコを使用。なかには日本では出合えない希少なものもある。そこに有機野菜や岩手の短角牛、仙台の黒豚、地鶏など安心安全な食材をたっぷりと。ベースは、地鶏、烏骨鶏、すっぽん、海鮮、薬膳の5種から選べる。それぞれの素材から旨味が染み出し、じんわり滋味深い味を楽しめる。コラーゲンもたっぷりで、"食べるエステ"ともいわれるほど。

ほかにもお馴染みの中華料理がずらり。「雲南緑茶と芝海老の炒め」「雲南豆腐」「雲南春巻き」など、まだ未経験の雲南料理も並ぶ。

1993年にニューヨークタイムズ紙の“世界の10大レストラン”に選ばれた中華料理店。看板料理は「小籠包」。本場・台湾でも行列の絶えない人気店が『キラリト銀座』8階に登場した。

店内は110席もあり、国内店では初となる個室も完備。銀座の街を見下ろすことができるので、ムード高まる夜ならデートにもおすすめ。さらに、キッズチェアも用意しているので、子ども連れでも利用できるのがうれしい。

熟練の腕を持つ点心師が鮮やかに包む美しい「小籠包」は、スープが透けてみえるほどの皮の薄さ、18個というひだの数からしても、芸術的。

メニューは定番のほかに、「ホタテ入り」「アワビ入り」「ずわい蟹入り」、デザートのような「あんこ入り」もあるが、オススメはなんといっても「トリュフ入り」。そっと皮を破れば、肉汁たっぷりの餡とともにトリュフの香りがあふれる贅沢な逸品だ。

創業は1949年。本格的な北京料理を中心に、こだわりの中華をカジュアルに楽しめる名店だ。2016年に『PUZZLE GINZA』に移転。以前のあの独特の雰囲気とはまた違い、赤を基調にしたオシャレな店内は全101席と広々としている。

目玉はなんといっても名物の「焼き餃子」（8個）。その大きさは約12センチと、一般的な餃子の約2倍ものサイズ。創業以来変わらない調理法で作り続ける餃子の餡は、上質な豚モモ肉と白菜、長ネギを40分にもわたって練り上げるという。ニンニクなどの香味野菜は不使用。厚めの皮で包んで香ばしく焼き上げる。モチモチとした皮の表面がパリッとし、中からジューシーな餡が現れる。何度食べても飽きないのが人気の秘密だろう。

数ある中華料理の中でも、珍しい中国薬膳料理の専門店。オーナーは薬膳アドバイザーの資格を持つ。おいしくて身体にいい中華を実現させていることで、特に女性に人気の『星福』。落ち着いた上質な大人の空間は、大切な人とのディナーにふさわしい一軒だ。

メニューには、アワビ、ナマコ、フカヒレなどの珍味をふんだんに使った「秘伝薬膳蒸しスープ」（11,000円）や「アガリクス茸入りフカヒレ姿」（11,000円）などの高級料理もラインアップ。

セレブ価格だと思いきや、ランチやコースのコストパフォーマンスの良さは秀逸。「Aランチ（お手軽セット）」は、薬膳蒸しスープをはじめ、8種から選べるメイン料理、点心、粥または白飯、デザート付きで1,980円と驚きの価格。

お昼の中華薬膳コースでも、3,850円からと内容からするとありえないほどの充実ぶり。

銀座の中心地・銀座四丁目交差点からすぐ。ベルギーワッフルの『マネケン』の角をちょっと入ったビルの7階にある中華料理店。

店名の『天厨』とは、“天子の厨房”、つまり天皇の料理番のような意味をもつ。北京料理は、上質な食材を用いた繊細で華麗な料理が特徴。伝統的な北京料理を大切にしながらも、新しい北京宮廷料理の方向を模索している。

『天厨菜館』を代表する中華料理といえば、肉厚のヨシキリザメの尾びれの姿煮「極上フカヒレ姿煮込み」。最高級品といわれる気仙沼産のフカヒレを使用。滋味深い味わい、とろけるような食感、どれをとっても極上の名に恥じない。ほかにも伊勢海老、アワビ、天然のツバメの巣などの高級食材を丁寧に調理する。

銀座7丁目のビルの地下に佇む創業40年の中華料理店。店内は木を用いた、温かみのある雰囲気。テーブル席のほか、ソファ席もあり、隣との距離も十分にとってあるので、周りが気にならない。スダレを下ろせば半個室として使えるのも便利だ。接待や食事会に利用したい個室は、レトロモダンなインテリアでまとめられている。

料理は北京料理をベースに、季節の食材をふんだんに使い、味付けは日本人向けにアレンジした中華。

例えば「羽衣オリジナルフカヒレスープ」は、オリジナルの味付けととろみが特徴。ヘルシーで食べやすいと好評だ。また、餃子や包子などにはニラ、ニンニクなどの香味野菜は使わない。ひとつずつ、きちんと考えて作られているのが分かる。

メディアでも数多く取り上げられる人気の中華料理店。陳オーナーシェフの“本物の伝統の中国食文化を伝えたい”という強い思いから、厳選食材を用い、日本では入手できない調味料は現地で調達。中国の特級調理人と一級麺点師の資格を持つ一流料理人が腕を振るう本格中華でありながら、リーズナブルな価格で提供する。

一番人気の元祖「頂天石焼麻婆豆腐」は、現地でしか手に入らない唐辛子「朝天干辛椒」、四川省の「豆瓣醤」や「四川山椒」などを独自の配合でブレンド。20年もの歳月をかけて生み出したという秘伝の味わい。辛さと旨さが共存する、ヤミツキになるおいしさが特徴だ。

銀座すずらん通り沿いに建つ中華レストラン『China Garden 銀座 麒麟』は、4階を除く1階から6階までの全フロアが客席。

某テレビ番組で“銀座の巨匠”として登場した松島シェフが腕を振るう。伝統的な中華の技法を用いつつも、新たな中華を生み出す。どんな高級店かと思いきや、フロアごとにスタイルも異なり、なんとカフェ利用も可能。

ガラス張りでカフェ風の雰囲気漂う１階のラウンジでは、中華スイーツや中国茶が楽しめ、終日カフェとして利用することができる。２階は中国格子で間仕切りされた2～3名用の半個室が中心のフロア。デートや女子会にぴったりのプライベート感漂う雰囲気だ。

お手軽で満足できる中華といえば、やっぱり食べ放題！「銀座で食べ放題なんて高そう･･･」と思われるが、日比谷駅のすぐそばの『中国酒家 桂園』なら安心。都内で約15店舗展開している中華料理店で、120種類もの中華料理をオーダーバイキングで楽しめる。

食べ飲み放題のコースは2時間制で4,378円。人気の「海老ニラ焼き餃子」「本格四川風麻婆豆腐」「イカとセロリのＸＯ醤炒め」などバリエーションも豊富。常にできたてアツアツなので、オーダーする順番もよく考えて。まずは前菜やおつまみからはじめて、点心をはさんで海鮮料理、肉料理と続き、〆のチャーハンや焼きそば、デザートまで辿り着けるように、ペース配分はしっかり。

中華の鍋料理といえば火鍋。銀座で火鍋といえば、中国で最大級の火鍋専門店『小肥羊』。中国の食に対する基本概念「医食同源」を追求し、ナツメ、トウジン、リュウガンなど数十種の漢方食材を配合から抽出した秘伝のスープを使った火鍋を味わえる。

白湯（パイタン）スープと麻辣（マーラー）スープの2種のスープに、ラム肉をくぐらせていただく。良質なタンパク質やアミノ酸が豊富で、人体に吸収されにくい脂を蓄えるラム肉は、健康や美容に効果的な食材。特有の臭みが苦手･･･という人も少なくない。だが、火鍋のスープによって臭みはなくなり、肉質は柔らかくジューシーな食感になるので、食わず嫌いだった人にこそ食べてほしい。