気軽な海鮮居酒屋から極上イタリアンまで 田町のディナーにおすすめの15軒

第一京浜沿いにある、深い緑色の外壁のイタリア料理店。素材の味を活かし、丁寧な手仕事による本格イタリア料理を楽しめる。こだわりの料理を生み出すシェフは、目黒の有名イタリアンと、その姉妹店で白金にあった人気店出身の2人。駅から少し距離があるにもかかわらず、グルメたちが足しげく通うのも納得だ。

一番のおすすめは炭火焼。なかでも一度は食べておきたいのが「40日熟成（ドライエイジング）させた北海道産大沼牛の炭火焼き」。函館の大沼牛は、ホルスタイン種由来のサシが少ない赤身の牛肉。極上の旨味と香りを堪能できるように、じっくりと手間をかけて熟成させる。ほかにも、国産あか牛の「タリアータ」や「仔羊骨付きロースの炭火焼き」などをラインアップ。

田町・芝浦エリアで人気のイタリアン。オフィスビルが並ぶエリアにありながら、地下へと続く階段を下りていくと、扉の向こうは現地にいるのではないかと思うほど、異国情緒あふれる空間が広がる。温かみのある灯りに照らされ、白いクロスが敷かれたテーブルはほどよい距離感。カウンター席もあるので、おひとりさまディナーにも気兼ねなく立ち寄れる。

腕を振るう馬渡シェフは、一流ホテルから料理人としてのキャリアをスタート。イタリアに渡り、ミシュラン星付きレストランで研鑽を積み、2007年にこの店をオープンさせた。

飲食店激戦区の田町・慶応仲通り通り商店街にある焼鳥とワインのお店。凛とした空気が流れる店内は寺社仏閣をイメージした和の空間。焼鳥店の特等席であるカウンター席は、職人の鮮やかな手捌きを眺めることができる人気席。五感で楽しめるのでデートや親しい人とのディナーにおすすめ。ゆったりとしたテーブル席はダウンライトがやさしく照らす、居心地のいい場所。

備長炭で1本ずつ丁寧に焼き上げる焼き鳥は「かしわ」「手羽」「かわ」といった定番から、尾骨のまわりの「ぼんじり」、ミディアムレアで焼き上げる「特上レバー」など約30種。そのほか「白レバーのムース」「炙り鶏皮ポン酢」など、ワインのアテにぴったりの逸品も並ぶ。〆には「八ヶ岳卵の親子丼」が人気。

JR田町駅より芝浦方面へ歩くこと7分。新芝運河沿緑地にあるイタリアン『ABBRACCIO』。静かな水辺を眺めながらのディナーは、まるでヴェネチアにいるかのよう。運河に面したエントランス近くにはテラスもあり、ワンちゃん連れでの訪問も可能だ。

店名の"アブラッチョ"とはイタリア語。英語でいう「ハグ(hug)」の意味があり、食べて飲んで笑って！と、イタリアの温もりを感じられるようなお店を目指している。

1階はオープンキッチンを設えたテーブル席で、デザイナーが手がけたシンプルでオシャレなインテリアと開放的な雰囲気で、どんなシーンでも利用できる空間。2階には系列店のワインバー『Riposo』があり、大人たちがゆっくりと過ごせる。

三田駅すぐのタワーマンション1階に店を構えるオシャレなビストロ。ひと工夫凝らしユニークなライトや調度品に心が躍る。オープンキッチンのカウンター席はシェフとの会話も楽しめる特等席。ほかにも、窓に面したカウンター席と4人掛けのテーブル席があり、気ままなディナータイムを過ごせる。

旬の食材を用いたシェフのこだわりの料理を味わえる。加工食品は一切使用しない。自社農園で栽培したハーブやエディブルフラワーを使った料理は身体にもやさしく、見た目にも美しい。ビストロなので、堅苦しくないカジュアルなフレンチがベース。アラカルトなら「おまかせ前菜盛り合わせ」や「ムール貝の白ワイン蒸し」「鮮魚のカルパッチョ」など、気になったものをオーダーしよう。

JR田町駅から第一京浜を渡ったエリアは、飲食店がひしめくグルメエリア。その中にある『ジンギスカン 羊一』は、渋谷、新宿、五反田で展開する人気店。

一番のこだわりは、ジンギスカンの主役・ラム肉。オーストラリアの中でも仔羊の生育条件のいいヴィクトリア地方のラム肉がメイン。脂のりが良く柔らかな肉質の肩ロースを使用する。さらに一般的には船便で輸入される羊肉だが、この店は空輸にこだわる。最短5日で輸入することが可能なので、鮮度は抜群。

そのラム肉の美味しさを引き立てるのは、キリっとした味わいの醤油ベースのタレ。野菜や果物をブレンドしているので甘さも感じられる。

豊洲市場から毎朝届く新鮮な魚貝を使った創作料理のお店。信頼のおける仲卸業者が買い付けした旬の食材を、職人が熟練の技で捌く。店内には生簀があり、ここから魚介を取り上げるので、鮮度を保ったままというのもポイントが高い。華やかな盛り付けの「お造り」は不動の一番人気だ。そのほか、季節そのものを楽しめる創作料理がずらり。

入荷によって使う食材も変わるので、何度訪れても楽しめる。気軽な飲み会から大切な接待までおすすめなのが、おトクな飲み放題付きのコース。5,000円からあり、ちょっと長めの2時間半飲み放題付きなので、ゆったりと過ごしたいときにぴったり。「旬魚の西京焼き」や「鮮魚の陶板焼き」「海老の天ぷら」など、さまざまな調理法を用いるので、魚好きにはたまらない。

都営地下鉄三田駅から歩いてすぐの好立地にあるダイニングバー。赤やグレーのコンテナ風の壁、たくさんの電球がライン状に吊り下げられた天井、ラウンドタイプのカウンターにはワイングラスが煌めき、ネオンが華やか。どこか異国のマーケットのようなカジュアルな雰囲気とゴージャスさ。

この店のコンセプトは“ワインのある日常”。ソムリエが厳選した約100種ものワインと相性抜群の料理を豊富にそろえる。

看板メニューは黒毛和牛。A4ランクの和牛のイチボとフォアグラを贅沢に使った「"世界に誇る究極の素材”黒毛和牛”とフォアグラのマリアージュ」はぜひとも食べたい豪華なメニュー。絶妙な火入れの「黒毛和牛の天然塩グリル」や「黒毛和牛チーズステーキ赤ワインソース」といったメインから、前菜の「黒毛和牛のカルパッチョ」など、さまざまな調理法で楽しませてくれる。

慶應仲通りのさらに路地裏、飲食店が集結するあたりに佇む古民家を再生した居酒屋。夜には店名を記した提灯に明かりが灯り、どこかほっと落ち着く雰囲気が漂う。店内はすっきりと清潔感のある和の空間で、板場に面したカウンター席、ゆったりくつろげる掘りごたつ席、接待にも利用できるテーブル個室などがある。

看板メニューは、福島の銘柄鶏「伊達鶏のもも肉の炙り焼」。やわらかな歯応えとジューシーな旨味がたまらない。脂がしつこくないので、日本酒との相性も抜群。ほかにも、料理長が毎朝豊洲市場に足を運んで仕入れるという鮮魚も自信あり。刺身や炭火焼で堪能しよう。

和食を食べたい気分のとき、居酒屋でもいいけどもう少しちゃんとした料理がいいなと思ったら、おすすめの一軒。東京にいながらにして、四国・高知の郷土料理を楽しませてくれる『わらやき屋』。黒潮のおかげで温暖な気候で、豊かな山海の幸に恵まれた高知は、誰もが美味しいと思う郷土料理の宝庫！

看板メニューはもちろん「かつをの塩たたき」。藁焼きの特徴は火力の強さ。一気に高温になるため、瞬時に満遍なく焼き上げることができ、旨味が凝縮される。また、藁の香りをまとうとより美味しさが増すというもの。地元流の「塩・ニンニク・わさび」で味わってみて。

芝浦の運河沿いにあるオシャレなレストラン。イタリアンをベースに、ヴィーガンやグルテンフリーなども取り入れたヘルシーなメニューを楽しめる、女性に人気の一軒。

看板メニューは「10種のお野菜と選べるお肉・選べるディップのくるくる」。メニュー名だけ聞くと「？」となりそうだが、鶏肉・豚肉・牛肉・ソイミートの4種から肉を、4種のソースから2種を選んで、野菜とともにくるっと巻いて食べる一品。肉、野菜、ソースは別途追加できるので、お腹のすき具合に合わせて注文しよう。

「ソイミートのパーフェクトヴィーガンラザニア」は、オリジナルの米粉パスタシートと、蕎麦粉のベシャメルソース、ソイミートを使ったラザニアで、糖質制限中の人にもうれしい。グルテンフリーの「biotable.風シェパーズパイ」もあり、老若男女を問わずに、誰と訪れても楽しいディナーを過ごせそう。

田町で飲み会や女子会を予定しているなら、おすすめなのが『和食ダイニング 糸』。古民家風の一軒家ダイニングで、店内はしっとりと落ち着いた和の雰囲気。カジュアルに利用できる半個室や足を伸ばせる完全個室もあるので、接待などにも利用できる。

全国各地から取り寄せた厳選食材を料理人が丁寧に調理。その時季に最も美味しい食材も取り入れる。イチオシは「生本鮪と活白身魚刺盛り」。冷凍されていない、生のまま仕入れたマグロは、なめらかな舌触りと濃厚な味わいが特徴。

また、1～7品まで自由に選べる「つまみ盛り」も人気。美味しいものを少しずつ食べられるので、日本酒のアテにも最高！

田町駅から5分ほど歩いた芝浦エリアは、再開発の進むオシャレなエリア。芝浦運河の近くにある『ビストロ ア ラ ドゥマンド』は、全面ガラス張りの開放的な空間で、ウッドデッキのテラス席を備えた店構えが目を引く。

店内はオープンキッチンに面したカウンター席とゆったり座れるテーブル席。パン工房を併設しているので、いつも美味しそうな香りで満たされている。

経験豊富な横田シェフが手がけるのは、全国から厳選した食材を用いたフレンチ。なかでも野菜は山梨や蓼科の契約農家から取り寄せる無農薬・有機栽培の野菜にこだわる。素材の旨味を最大限に活かすように調理するので、素直で繊細な味わい。

岩手県のブランド豚「岩中豚」や福島の「伊達鶏」など、上質な食材をシンプルに焼き上げる炭火焼料理が自慢の居酒屋。「岩中豚バラ焼き」「岩中豚バラ長ねぎ巻き」「伊達鶏ももあぶり焼き」をはじめ、「イカの一夜干し」「しまほっけ」といった魚介類、季節野菜の盛り合わせまで、それぞれの旨味を存分に楽しめると評判を呼んでいる。

ほかにも、居酒屋の定番「刺身盛合せ」「伊達鶏唐揚げ」「もつ煮込み」など、どれも400～800円ぐらいとお手頃価格。ついつい追加オーダーしても安心。選りすぐりの日本酒も充実の品ぞろえ。

曙橋にある超人気の焼肉店『ヒロミヤ』が監修する『炭火焼肉いわしげ』。予約が取れないと有名な『ヒロミヤ』の美味しさを手軽に味わえると評判だ。

店内は大衆焼肉店の装い。軒先には赤ちょうちんが下がり、黄色い暖簾をくぐると、卓上に七輪を備えたカウンター席。余計な装飾はなく、肉の美味しさに集中してほしいという思いが伝わってくる。

看板メニューの「つらみ」は、牛のほほ肉、こめかみなどの頭肉。コラーゲンたっぷりで、牛一頭からわずかしか取れない希少部位。この店では焼肉はもちろん、「炙り刺」「ユッケ」が人気。

もう1つの看板「キモ」は、レバーのこと。数量限定の「キモ焼き」や「特製レバニラ煮込み」もハズせない。鮮度抜群だからこその名物だ。