美味案内を運営するジョルダン社員が「食」を楽しむプロジェクトの一環として実施しているブログです。
日本の国民食ともいわれるカレー。
インドカレーを始め、欧風カレー、タイカレー、おそば屋さんのカレーライスなどなど、そのバリエーションは、まさに無限大です。
東京にも実にさまざまなタイプのカレーのお店がありますが、
2014年はスリランカカレーがアツい!と、
カレーファンの間で、ひそかに注目されているのだとか。
そこで、大学の新キャンパスや企業の本社が増えて活気づく街・中野にある
スリランカカレーのお店に行ってきました。
場所は、JR中野駅南口から歩くこと約5分。
古い雑居ビルの3階にあるのが、スリランカ料理店『アチャラ・ナータ』です。
エレベーターはないので階段を上ります。
ビルといい、階段といい、ちょっと昭和な雰囲気が中央線らしさ全開。
やや急ならせん階段を3階まで上ると・・・ありました!
店内の様子がうかがえないので、ちょっとドキドキする感じの入口。
扉に貼られた僧侶のようなイラストが・・・あやしい。
いかにも、知る人が知るお店、というディープな雰囲気が漂っています。
勇気を出してドアを開けると、明るくこぢんまりした店内には10席弱ほどのテーブル席が。
扉のイラストのような風貌のシェフが、にこやかに出迎えてくれました。
(混み合っていたので店内の撮影は控えました)
店内では、スリランカ料理のレシピ本やスパイスも販売されています。
手作り感あふれるメニューが、いい味出してます。
この日のお昼のメニューは「チキンカレー」と「ポークカレー」の2種類。
基本のカレーに加えて、オプションやトッピングを選べます。
「ルスミルス」「アンブルティアル」など、見るのも聞くのも初めてのメニューばかり。
一度聞いても覚えられず、何度も「〇〇って何ですか?」と聞いてしまいましたが、
シェフが丁寧に説明してくれるので安心です。
料理や接客はシェフがひとりで切り盛りされています。
とても気さくな方で、スリランカ料理の説明を始め、スリランカの文化や生活についての話題と、いろんなお話をしてくれるので、ひとりで行っても楽しく過ごせそう。
▼スリランカ ワンプレートミールス「ポークカレー」 800円
お皿の左側が「ポークカレー」、右側が「豆カレー」です。
奥の円形状のものは、豆のおせんべい「パパダム」。
手前から、鮮やかなピンクの「ビーツカレー」、
ココナッツフレークのふりかけ「ポルサンボール」、
「ブロッコリー炒め」と、いろんな料理がトッピングされて盛りだくさん!
ひと皿で何種類もの料理が味わえるのがうれしいです。
辛さはチキンが中辛、ポークが辛口だそう。
サラッとしてスパイシー、甘みが少ないビター系の味は、かなり私好み!
ポークカレーはなかなかの辛さ。一方、豆カレーは辛みがまったくないやさしい味です。
ポークカレーにはオプションの「カトレット」 210円をトッピングしました。
カトレットは、ツナとマッシュポテトを丸めて揚げた、ツナのコロッケのような味。
カトレットの隣にある「ポルサンボール」は、
ココナッツフレークとモルジブフィッシュ(モルジブで作られる、ハガツオの鰹節)、
ライム、チリなどを混ぜ合わせた、ピリ辛のふりかけのようなもの。
サクサクとしたココナッツの風味が香ばしくて、クセになるおいしさです。
ビーツのカレーは、辛みがなくやさしい味。
この日が、たまたまスリランカのお正月に当たる時期とのことで、
特別に赤米「スリランカレッド」のご飯を出していただきました。
シェフ曰く「パパダムを砕いて、全体をまんべんなく混ぜて食べてください」とのこと。
言われた通り、よく混ぜ合わせて食べると、カレーの辛さや豆の甘み、
カリッとしたココナッツの食感が混ざり合い、より複雑で豊かな味わいが楽しめます。
こちらは再訪したときに食べた、
▼スリランカ ワンプレートミールス「チキンカレー」 800円
この日は、チキンカレーを選択。たしかに、ポークに比べて辛さ控えめです。
日替わりのカレーは、カボチャのカレーと大根カレー。
オプションでオーダーした「ナスのモージュ」 210円。
現地では佃煮のような存在の料理だそうで、酸味を効かせた炒め物といった感じの味。
一般的に日本で食べるカレーと比べて、2度とも料理の温度がやや低めなように感じました。
現地では手で食べる習慣があるので、あえて本場スタイルで提供しているのかもしれません。
▼米粉のクレープに卵を乗せて焼いた「エッグアッパー」 350円
味つけは塩とコショウのみで、クレープと卵!って感じの素朴な味わい。
柔らかくてほわほわとした食感のクレープと、卵の風味がよく合っています。
お店のFacebookでは、その日のメニューが紹介されています。
https://www.facebook.com/acala.naatha2013
インド料理やタイ、ベトナムなど、アジア各国のレストランに比べて、
スリランカ料理店はまだ東京にも数が少なく希少な存在。
油分が少なくさっぱりしているので、ヘルシー志向の人にもおすすめです。
盛り合わせのカレーやサイドメニューは日替わりのようなので、
ぜひまた訪れてみたいです。
ごちそうさまでした!
店名 | アチャラ・ナータ |
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住所 | 東京都中野区中野2-27-14 丸萬ビル3F |
電話番号 | 03-3381-3128 |
定休日 | 火曜 |
営業時間 | 11:30~14:30、18:00~21:00 |