ラーメン激戦区・池袋 いま行くべき注目店は!?

美味散歩 池袋/ラーメン激戦区・池袋 いま行くべき注目店は!?

新宿や渋谷と並ぶ巨大ターミナル・池袋は、人気ラーメン店が集まる激戦エリアとしても有名。そこで、数え切れないほどのお店の中から、2009年~2010年にオープンしたラーメン店を中心に注目のお店を厳選。すっかりブームが定着したつけ麺をはじめ、濃厚系、油そばなど個性豊かなメニューをご紹介します。

美味散歩 池袋/#03 ラーメン激戦区・池袋MAP

東京を代表するターミナル駅のひとつであり、都内有数のラーメン激戦区・池袋。駅周辺の繁華街には数軒置きにラーメン店があるといっていいほど、たくさんのラーメン屋さんが集まっています。

特に多いのは“つけ麺”をイチ押しメニューに掲げるお店。つけ麺の元祖といわれる『東池袋 大勝軒』のお膝元であることが関係しているのかは不明ですが、あちこちで「つけ麺 ○○」という看板が目に入ります。

そんな数多くあるつけ麺店のなかでも話題を呼んでいるのが、2009年12月にオープンした『馳走麺 狸穴(ちそうめん まみあな)』。店主・岩田氏は23歳という若さでありながら、ほぼ独学で店の味を作り上げた探究心とセンスの持ち主です。

【A】馳走麺 狸穴

「馳走麺 狸穴」の「濃厚つけ麺」

鶏ガラをベースに香味野菜や煮干、鰹節などのスープを煮詰めた超濃厚なつけダレは、麺がどんどん進むガッツリ系の味わい。そして、タレに負けない力強さを持つ太麺は、弾力がありモチモチとした食感が特徴。イタリアンのシェフである父の影響で幼い頃から料理人に憧れていたという店主が、独自に研究を重ねて現在の味を完成させた。

写真は「濃厚つけ麺」780円。トロトロのチャーシュー、タマネギみじん切り、メンマなどが乗りボリューム満点。「お腹いっぱい食べてほしい」との気持ちから、麺の量は並盛~特盛まで同料金なのも魅力。

「馳走麺 狸穴」の「肉盛りつけ蕎麦」
「馳走麺 狸穴」外観

ラー油入りのつゆでいただく「肉盛りつけ蕎麦」880円。そば粉をブレンドした麺はプリプリとした食感が特徴。ラーメンと同様のスープを使用したつゆは、そばつゆとはまた違った味わいが新鮮。


店名馳走麺 狸穴
住所東京都豊島区東池袋1-32-2 小川ビル1F
電話番号03-3982-4055
店舗情報https://bimi.jorudan.co.jp/shop/33840/



「池袋には濃厚系のつけ麺店が意外と少ないと思い、この味で勝負しようと思った」という店主の岩田氏。つけ麺激戦区の池袋でも、よりインパクトのある味で評価を上げているようです。

現在、話題に上るラーメン店は圧倒的に濃厚系スープが主流。麺はコシが強く弾力のある太麺で、スープと一緒に麺の食感や小麦の風味を楽しむスタイル。
また、ひとことで濃厚といってもタイプはさまざま。豚、鶏、魚介、野菜といったスープの素材や麺、トッピングなどで独自の個性を打ち出しており、気になるお店は尽きません。

続いて訪れたのは、野方の人気店『味噌麺処 花道』を経て、2010年にオープンした味噌ラーメン専門店『麺処 花田』。徹底的に味噌にこだわったという“究極の一杯”を求める人々で連日賑わう行列店です。

【B】麺処 花田

「麺処花田 池袋店」の「味噌ラーメン」

実家が青森のラーメン店という店主は、さまざまな店で修業ののち“自分自身が一番好きな味噌ラーメン”をとことん追求。このため、メニューは「味噌」と「辛味噌」の2種類のみ。スープは豚ゲンコツ、鶏ガラといった動物系の素材と、タマネギ、ジャガイモなどの野菜を6時間以上煮込み、1日寝かせて仕上げる。
「味噌ラーメン」790円は野菜やチャーシューなどの具がたっぷり載り、ボリューム満点。赤味噌と白味噌を合わせたスープに野菜の甘みが溶け出し、濃厚ながらやさしい味が印象的だ。プリプリの中太麺も、コクのある味噌スープと相性抜群。

「麺処花田 池袋店」の「味噌つけ麺 辛熱盛り」
「麺処花田 池袋店」店内

唐辛子を絡めた真っ赤な麺が刺激的な味わいの「味噌つけ麺 辛熱盛り」890円。
スープはとろみがあり、最後まで冷めずにアツアツでいただける。
カウンターのみの店内は白を基調にしたナチュラルな雰囲気。


店名麺処 花田
住所東京都豊島区東池袋1-23-8 東池袋ISKビル
電話番号03-3988-5188
店舗情報https://bimi.jorudan.co.jp/shop/33842/



今回ご紹介したお店は2009~2010年にかけてオープンしたお店が中心。まだ新しいお店ながら、ラーメン激戦エリアの池袋で独自の味を追及し、日々切磋琢磨を続けています。今後、これらのお店の味がどう進化していくのかも気になるところ。1回目、2回目と訪れるたびにさまざまな楽しみが発見できそうです。

ひとつの丼の中でさまざまな世界を表現する「ラーメン」の可能性は無限大。だからこそ、これだけ多くのお店があり、人々を魅了し続けているのでしょう。
たくさんのラーメン店がひしめく池袋、自分好みの一杯との出合いを求めて、今日もついお店を巡ってしまうのです。

池袋 ラーメン・つけ麺MAP

美味散歩 池袋/#03 ラーメン激戦区・池袋MAP


【C】池麺 キングコング ※閉店
東池袋大勝軒の味を進化させた一杯

「池麺 キングコング」の「トロフルつけめん」

『東池袋大勝軒』で修業を積んだ兄弟で営む店。つけダレにジャムを隠し味に使った「トロフルつけめん」を提供。フルーティーな甘みと酸味が加わり、見た目よりもさっぱりとした味わい。ラーメンは昭和30年代の昔懐かしい「中華そば」を再現。

店名池麺 キングコング
住所東京都豊島区東池袋1-32-2 小泉ビル1F



【D】梅もと ※閉店
大盛メニューでも有名なオリジナリティあふれるつけ麺

「梅もと」つけ麺

つけ麺の名店として知られる雑司が谷の『梅もと』が、2009年に池袋に移転オープン。麺10玉の「ブラックホール盛」などの大盛メニューで有名。あっさり味のつけダレは、肩ロース入りの醤油味か、厳選白味噌を加えた味噌味から選べる。

店名梅もと
住所東京都豊島区南池袋2-12-5 第3中野ビル1F



【E】俺の出番
元寿司職人の店主が作る味わい深いラーメン

「俺の出番」の「うまとろ豚カレー」

店主が独自に作り上げた渾身のラーメンが評判。スープは鮎、鯛、甘エビ、焼きアゴなど15種以上の素材を使った和風ダシ。絶品の「うまとろ豚カレー」は、数種類のカレースパイスをブレンドした食欲をそそる一品。豊富なメニューに目移りしそう。

店名俺の出番
住所東京都豊島区東池袋3-23-10 フジビル1F
電話番号03-3985-8086
店舗情報https://bimi.jorudan.co.jp/shop/60750/



【F】BASSO ドリルマン ※閉店
ラーメンファンも認める、池袋を代表する一軒

「BASSOドリルマン」の「つけそば」

店主の出身地である秋田県比内地鶏のスープや小麦、醤油など、 材料や作り方をとことん追求し、身体にやさしいラーメンを提供。 インパクトある店名は「BASSO(そば=麺)」を「DRILL(鍛錬)」する 「MAN(人)」との思いから名づけられている。

店名BASSO ドリルマン
住所東京都豊島区西池袋2-9-7
電話番号03-3981-5011

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