女性初のM.O.F.受賞シェフ、 アンドレ・ロジェの一ツ星フレンチ



Les Rosiers Eguzkilore

(銀座/現代フランス料理)

「ロジェのスペシャリテ」チョリゾを纏った本日の魚と小イカとココ豆のクレームもコース内から(+500円)


話題の銀座三越『ギンザダイニング』の一角に、フランスで女性初の最優秀国家認定資格(M.O.F.)を受賞したシェフ、アンドレ・ロジェ氏のレストランが誕生した。ビアリッツにある本店からは、山にも海にも近いバスク地方の地の利を生かした食材の豊富さや、スペインに隣接していることからくる色彩感覚、ゆったりとした時間の流れを継承。女性シェフならではの温かみもそのままに、三ツ星・二ツ星のレストランで部門シェフを務め、アンドレ・ロジェ氏と一緒に働いてきた北川氏が、本店のメニュー・味をベースとした日本人向けのアレンジを加えて提供している。

コースの前菜「冷製 たっぷりと贅沢な蟹肉と甲殻類のジュレ アボカドのピュレ添え」


内装は、バスクのメインカラーである赤が基調。石壁は、バスク地方が岩壁の多い場所であることを表している。テーブルは間隔を広くして、ゆったりとくつろげる空間を演出。テラス席も備え、食後のデザートやカフェは移動していただく人も多いという。メニューはシンプルにコースのみで、本店でも人気なのが「ロジェのスペシャリテ チョリゾを纏った本日の魚と小イカとココ豆のクレーム」。オーブンで焼いた魚にバターとパン粉、チョリゾ(サラミ)、ピメンスプレッド(バスクの甘唐辛子)を混ぜたペーストをコーティング。ソースは白インゲン豆とアサリの出汁にサフランで色付けし、見た目にも鮮やかに仕上げる。色合いや食感、味わいと何重にも楽しめる一皿だ。

「シンプルに素材を生かし、バスクを愛する心は継承しつつ、東京風にアレンジした料理をお楽しみください」


こうした料理の数々を、ランチコースは3780円、ディナーコースでは5040円からいただくことができる。銀座の中心でありながらこの価格帯で提供できるのは、信頼できる取引先からの直接仕入れが可能だから。魚は九州・玄界灘で獲れた新鮮なものを空輸。肉は馴染みの業者から仕入れ、野菜は毎日おまかせで、栃木と神奈川の農家などから直送してもらうことで、品質の高い食材が手に入るという。「銀座は飲食店の激戦区。数あるお店のなかから選んでいただいた感謝の気持ちを忘れずに、ゆっくりと落ち着いて食事を楽しんでいただける環境を作りたい」と平野店長。“肩ひじをはらず、気軽に楽しめるフレンチ”は早くも評判で、毎週のように来店される人も。満席の日も多いので、できれば予約をして訪れたい。

内装は壁の一部に石を使用したり、曲線を多用したりと、全体的にアンドレらしい温かさが伝わってくる印象


店名Les Rosiers Eguzkilore(レ ロジェ エギュスキロール)
住所東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越12F ギンザダイニング
電話番号03-3561-7020
店舗情報https://bimi.jorudan.co.jp/shop/32341/


このページのデータは2010年10月29日現在のものです。

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