自慢のロティサリーチキンとワインを堪能 ゆったり過ごせる銀座のとっておき

見た目だけではわからない飲食店のこと。食材、歴史、人柄、こだわり、コンセプト…
お店“ならでは”の情報を教えてもらって、もっとおいしく、もっと気軽に食事を楽しもう。


店長が語る
『TRATTORIA LA COCORICO』の手引き

大山鶏の旨みを凝縮させた
看板メニューのロティサリーチキン

美食の街・銀座の一角にあるトラットリア。この店の看板メニュー「ロティサリーチキン」は、テーブルに運ばれてくると、そのボリュームと食欲をそそる芳しい匂いに歓声があがる。「朝締めした大山鶏を直送してもらいます。午後には店に届くので、すぐに3種の塩を揉み込んでおきます」と店長の笹谷氏。ハーブやスパイスは一切使わない。その方が大山鶏の強い旨みが引き立つのだそう。さらに4時間以上なじませ、注文ごとにロティサリーマシンで焼き上げる。「130度の低温で約40分、じっくり火を入れると肉汁や旨みが閉じ込められます。また、回転しながら焼くので、上部の鶏の脂を下部の鶏が受け止め、皮がパリッと焼きあがるんですよ」。鶏の旨みを余すところなく堪能できるのだ。

野菜は神奈川“秦野野菜”。「いろんな野菜を少しずつ作る生産者が多いです。収穫した都度、送ってくれるので届いてみないとわからないのも楽しいですね」。魚介は銚子港直送のものをメインに使う。プランクトン豊富な漁場なので多種多様な魚介が獲れる。日によって入荷が変わるので、どんな料理を生み出すか、楽しみつつ試行錯誤するという。「研修のひとつとして、スタッフみんなで畑やビア蔵を訪れたりします。生のままかじったり、生産者と話をすることで素材への理解も深まりますし、おいしく料理したいという思いも強くなります」。

接待にも力を発揮する
自慢のワインとドラフトビール

イタリア・フランス産を中心に約50銘柄を揃えるワインは、「都内でうちより安く提供するお店はないと思います」と胸を張る。ただ安いだけのワインではなく、しっかりとおいしいものを選んでいる。「高級銘柄も用意していますので、ちょっとした接待や記念日にも喜ばれますよ」。もうひとつの自慢はドラフトビール。定番4種にゲストビール1種が加わり、個性豊かなラインアップ。「どれも自信をもっておすすめできます」。

喜んでもらうことが一番
そのための手間は惜しまない

繊細な木陰を生み出すグリーン、アンティークの椅子やランプをあしらうなど細部にまでこだわった店内。商業施設内と思えないほどナチュラルで温かみのある空気で満たされている。「気の置けない仲間とワイワイ楽しく過ごしてほしいですね。時間制限を設けていないのでゆっくりと過ごせます。お客さんに喜んでもらいたいというのが一番。そのための手間は惜しみません」。幅広い客層で賑わうのも、真摯な態度と丁寧な接客の成せる業。何かあったらすぐに頭に浮かぶ、そんな一軒として覚えておきたい店だ。

<この店で初めて本当においしいロティサリーチキンを知ったという笹谷店長(右)とスタッフのみなさん。実際に足を運び、目で、舌で確かめた素材に対する思いは強い。「お客さんからのどんな質問にもお答えします」と頼もしい。>


~このお店にオススメの人~
おいしい料理もワインも楽しみたいという女性グループ
カジュアルな雰囲気のなかで、ワイン好きな方を接待する会社員
食欲旺盛なお子さんと一緒のご家族

店名TRATTORIA LA COCORICO(トラットリア ラ ココリコ)
住所東京都中央区銀座2-4-6 銀座ベルビア館8F
電話番号03-5524-3301
店舗情報https://bimi.jorudan.co.jp/shop/37153/


撮影:山村佳人
このページのデータは2013年7月30日現在のものです。

更新

エリアから記事を探す

東京都心

東京その他

神奈川

関西

東海

その他

料理ジャンルから探す

利用シーンで探す

美味ごはん記事一覧へ>>