女将のきめ細かなおもてなしと 旬を活かした粋な日本料理が魅力

見た目だけではわからない飲食店のこと。食材、歴史、人柄、こだわり、コンセプト…
お店“ならでは”の情報を教えてもらって、もっとおいしく、もっと気軽に食事を楽しもう。


女将が語る
『玄菜壱上』の手引き

「一人」から「接待」まで
くつろぎと心地よさが自慢

東京有数の繁華街として知られる新宿。最近はブランドショップが軒を連ね、飲食店もビストロやバルといったカジュアルな店舗が増えている。そのなかにあっても大企業の本社が多い西口は、今も昔も「接待用の高級店が居並ぶエリア」だ。「当店も、接待の方が多いので、くつろいでご商談できるように個室をご用意しています。もちろんグループでのご利用も可能ですし、お一人様には板前と会話できるカウンター席も人気ですね」と、女将の平田さん。2~4名用の個室から、最大30名までの宴会にも対応できる店内は、機能的でありながらも清潔感にあふれて美しい。2013年11月に移転したばかりというだけあって、白木の清々しさも印象的だ。

女将の細やかなサービスと
低価格にリピーターも急増

コースメニューはすべて10品で構成する贅沢な内容。しかも6000円から用意されている点も評判だ。「でも品数が多い分、お料理をお出しするタイミングに気を配っています。お食事を楽しんでいただくための接客、雰囲気作りは、料理のおいしさと同じくらい大事ですから」。そのためにもお客との会話はいつも大事にしているという。「常連様といっても、皆様、最初は一見さんでいらっしゃいます。なかには緊張されている方もいるかもしれません。だからこそ、会話をきっかけに和んでもらい、おくつろぎいただく…それが私の役目だと思っています」。土曜日などは初めてのお客が多く、なかには常連の人がショッピングの帰りに、家族を連れて来店することもあるとか。「それぞれのシチュエーションを考慮した、最適な会話、おもてなしを常に心掛けています」。

料理のリクエストもOK
柔軟に対応する職人の技

先附、前菜、椀物、お造り…と、すべてが日本料理の「粋」を感じさせる正統派。店内には生簀も設けられ、穴子、海老、アワビといった直送の新鮮魚介を見ることもできる。料理は旬の素材が中心。その時季に獲れた最高の魚介を調理していくという。「春にかけては玄界灘の天然真鯛、佐賀・唐津のカサゴ、岩手・宮古から松川カレイなどを予定しています。でも、コースのメニューも含めて、料理についてはご自由にリクエストしてください」とのこと。「お客様のわがままにお応えすることも板前の仕事ですし、それだけの技術はありますから」と、板前の腕にも太鼓判を押す。敷居の高いイメージのある日本料理だが、こちらのスタッフは気さくな人ばかり。「何が食べたいか、またどんなものが苦手か」など予算も含めて気軽に相談できる雰囲気が、一番のおもてなしかもしれない。

<「ワインや日本酒、焼酎も豊富に揃えています。お手頃なランチとともにぜひ」と女将の平田憲子さん。高級感のある空間にも関わらず、温かなスタッフのサービスが心地良い>


~このお店にオススメの人~
個室での接待、仲間との会合などを予定している人
日本料理のコースをリーズナブル堪能したい30代会社員
板前と気軽に会話のできる「カウンター割烹」を探している人

店名玄菜壱上
住所東京都新宿区西新宿7-9-17 第一伊藤ビル2F
電話番号03-3369-5110
店舗情報https://bimi.jorudan.co.jp/shop/56402/


撮影:杉本剛志
このページのデータは2014年3月8日現在のものです。

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