カスタムサンドイッチも楽しい!
グルテンフリーのパン専門店『Comme’N GLUTEN FREE』オープン!
東京・自由が丘からひと駅の九品仏。
ちょっぴりのどかなこの街は、自由が丘に負けず劣らずレベルの高いベーカリーやパティスリーが多いことでも知られています。
なかでも、『Comme'N(コム・ン) TOKYO』は、駅を出て1ブロックという好立地にある、行列の絶えないベーカリー。
それもそのはず、この店を率いる大澤修一氏は、世界一の称号を得たパン職人。
世界一の美味しいパンを求めて、遠方からも多くの人たちが通い詰めます。
大澤氏は神戸の名店『サ・マーシュ』の西川氏のもとで、パンづくりのみならず、パン職人としての姿勢や考え方を学び、自身の店を故郷・高崎にオープン。2020年8月、東京・九品仏に『Comme'N(コム・ン) TOKYO』をオープンしました。
そして2022年5月、斜め向かいの場所にグルテンフリー専門店『Comme’N GLUTEN FREE(コムン グルテンフリー)』が誕生しました。
完全グルテンフリーのパンやお菓子はもちろん、パン・具材・ソースをそれぞれ選んでつくる「カスタムサンドウィッチ」を中心に展開します。
このお店が誕生したきっかけは、まさにすべてのタイミングが合致したこと。
スタッフの佐藤優奈さんがパン職人として働くなかで、小麦に対するアレルギー症状に悩まされて体調を崩し、退職せざるをえなくなりました。
大澤シェフは「それまで考えたこともなかった」というグルテンフリー専門店を思い付き、実行に移します。その期間はなんと、わずか2ヶ月半!
『コム・ン』隣の物件が空いたことでそこに事務所を移し、事務所だった場所に新店をオープンさせました。その行動力には驚かされます。
パンにとって小麦は無くてはならない主材料。その小麦の持つ力や味わいの上で成り立つパンそのものを見直して、『コム・ン』のパンとしてグルテンフリーでつくりあげます。さまざまな試行錯誤や苦労があったことでしょう。
もちろん、佐藤さんはスー・シェフとしてここで腕を振るっています。
店内は2人くらいがちょうどいい小さなお店。
目の前で作ってくれるカスタムサンドには、ワクワクします。
カスタムサンドは「1万通り以上」!
大きく分けて3つのジャンルがあります。
■「グルテンフリー たまごサンド」702円
メイン具材の「たまご」は、「厚焼きたまご」「たまごサラダ」「ゆでたまご」「スクランブルエッグ」の4種からセレクト。濃厚な旨味の『那須御養卵』を贅沢に使用しています。例えば「ゆでたまご」なら3個も!
パンは「パン・ド・ミ プレーン」「六穀ブレッド」「黒米パン」「玄米パン」、ソースは「自家製マヨネーズ」「マスカルポーネ」、味付けは「自家製トマトケチャップ」「スライストマト」「とろーり天津」「自家製タルタルソース」。
なかなか決めきれないという「カスタムが苦手」な人でも、対面式なので相談しながらなのでご安心を。
ちなみに珍しい「とろーり天津」は、大澤シェフの大好きな「天津飯」から発想を得たものだそう。もちろん、味のバランスは保証済み!
■「グルテンフリー サンドイッチ」1,320円
パンとソースは「たまごサンド」と同じラインアップからそれぞれ選びます。
「野菜」はまず、「レタス」「スライストマト」「アボカド」「コールスロー」「キャロットラペ」「キャベツラペ」「ザワークラウト」から2品まで、「メインの具材」は、「ポテトサラダ」「卵サラダ」「ゆでたまご」「チキン」「エビ」「サーモン」「ツナ」「モッツァレラ」から2品まで。
これもけっこう迷います。しかも、ボリュームたっぷり。食べ応えは十二分です。
■「グルテンフリー ホットドッグ」918円
こちらのパンは「玄米粉のトルティーヤ」か「豆乳パン」、野菜は「ザワークラウト」か「レタス」、そして12種の具材から2品まで、味付けは7種から2種まで選び、グルテンフリーのソーセージとともにサンドしてくれます。
あまりの完成度の高さに「グルテンフリー」であることすら忘れて、『コムン』の「カスタムサンド」を楽しめます。
ほかにも、「シャンボンブール」「あんパン」「レーズンパン」などおなじみのパンや、「カヌレ」「シュークリーム」「レーズンサンド」といったスイーツもすべてグルテンフリー。
佐藤シェフのスペシャリテ「ブールドネージュ」(702円)は、ピーカンナッツの風味が豊かで、サクッ、ほろっとした食感が絶妙なクッキーです。ギフトにもおすすめ。
また、はじめての「スムージー」も登場。
「黄色スムージー」「赤色スムージー」(大:各800円/小:670円)は、それぞれ5種のフルーツとアーモンドミルクを使用していますが、ここまで?と驚くほどのこだわりよう。
目の前で丁寧につくられたスムージーは、気持ちも元気にしてくれます。
小さなお店ながら、ワクワクがたくさん詰まった空間。アレルギーに悩まされてきた人たちにも、美味しいサンドイッチを楽しみたい人にも。グルテンフリーの可能性が広がった、そんな大きな意味をもつお店が誕生しました。
情報は2022年5月5日現在のものです。
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