東京でトップクラスの人気と評価
『ミシュラン』も認めた本格洋食
見た目だけではわからない飲食店のこと。食材、歴史、人柄、こだわり、コンセプト…
お店“ならでは”の情報を教えてもらって、もっとおいしく、もっと気軽に食事を楽しもう。
チーフマネージャーが語る
『厳選洋食 さくらい』の手引き
洋食店激戦区の上野で
高評価を得ている実力店
銀座、上野、浅草、日本橋…。東京に「洋食の名店」と呼ばれるお店は数多く、1世紀近くの歴史を持つ老舗も珍しくない。その世界に新規参入し、高い評価を得られるお店はごくわずか。そのうちの一軒が『厳選洋食 さくらい』である。洋食店激戦区のひとつ、上野で2000年にオープン。年を経る毎にファンが増え、『ミシュランガイド東京2014』では、「コストパフォーマンスが高い」と調査員に認められたお店に与えられる「ビブグルマン」にも選出され、ますます評価が高まっている。「おかげさまで15年目を迎えました。いらっしゃったお客様に感謝です」と、チーフマネージャーの桜井さん。
毎日丹精を込めてつくる…
それがおいしい洋食の秘密
舌の肥えた客たちをもうならせている洋食の数々。そこには、どんな技が隠されているのか? 「特別な秘密は何もないです。しいて申し上げるなら、手を抜かずに真面目に作っているということでしょうか。開店以来どの料理も一から手づくりしています。それだけです」。とりわけファンの多い「オムライス」は、まず食感の妙を出すために白米と玄米を半々にし、ブイヨンで炊き上げる。そしてコクと豊かな味わいが特長の千葉産「薬草卵」に生クリームを加えてふんわりと焼き上げたオムレツで包み込む。ソースはデミグラスと自家製ケチャップから選択。濃厚なデミグラスはさまざまな旨味が絡み合う大人のテイスト。トマトのフレッシュな酸味が活きたケチャップは食欲を刺激することうけあいだ。このデミグラスに赤ワインを加えて仕上げるのが、もうひとつの人気メニュー「ビーフシチュー」。牛肉は、スプーンをのせただけでほろりと崩れるほどにやわらか。「ソースの一滴さえ残したくない」という声が多いのも納得だ。
ファミリーから会合まで
多彩なシーンで活用できる
メニューにハーフサイズがあることも特長。全品ではないが、人気メニューの多くをラインアップする。小さな子どもを連れたファミリーはもちろん、ご年配の方にも好評だ。さらに店内には20名以上の個室もあり、クラス会や会社の懇談会などにもよく利用されているそう。コースは4,000円~、人気メニューがあれこれ楽しめる会食プラン8,500円~などもあり、さまざまなニーズに応じている。「お飲み物も、各国のワインを始め、日本酒や焼酎、ウィスキー、マールやグラッパなどの食後酒も取り揃えています」。ほかにも「サンドイッチ」といったテイクアウトメニューも豊富に揃えている。上野のみならず、東京で本格的な洋食を楽しむなら、まず訪れたい一軒といえる。
<「今の季節は、“カキフライ”といった、カキのメニューが人気です」とは、親しみやすい接客が人気のチーフマネージャーの桜井寛子さん。隣はシェフの長谷川光則氏。開店以来の息の合ったコンビだ>
~このお店にオススメの人~
●『ミシュラン』にも評価された本格的な洋食を味わってみたい人
●記念日などにゆっくりとコース料理を楽しみたい30代以上の男女
●上野界隈で20~80名程度の会合や会食を予定している幹事
撮影:杉本剛志
このページのデータは2015年1月27日現在のものです。
更新