代表取締役が語る
『お好み焼 ゆかり 曾根崎本店』の手引き
見た目だけではわからない飲食店のこと。食材、歴史、人柄、こだわり、コンセプト…
お店“ならでは”の情報を教えてもらって、もっとおいしく、もっと気軽に食事を楽しもう。
「チーズ」を入れたパイオニア
キタで愛されるお好み焼の名店
鉄板コミュニケーションを
広めるべく甘味店から転身
「大阪のお好み焼」というと、千日前や道頓堀の「ミナミ」のイメージが強いかもしれない。しかし、大阪駅周辺の「キタ」にも名店はたくさんある。中でも注目したいのが、飲食店激戦区のお初天神通りに本店を置く『ゆかり』。甘味店として昭和25年に創業、しばらくしてお好み焼専門店にシフトチェンジした異色の経歴を持つ。現在は、最高級小麦粉やヨード卵といった厳選素材の「お好み焼」で、訪れる人たちを喜ばせ続けている。「鉄板を囲んで食べる“お好み焼”は不思議と会話も弾みます。三代目である父は“鉄板コミュニケーション”と呼んでいたのですが、そんな魅力に惹かれて業態を変更したと聞いています」とは四代目の山下氏。
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「お好み焼にチーズ」は
ここから普及したアイデア
直径30センチメートル、重量1キログラムもある「大坂城」を始め、「お好み焼」には素材の良さだけでなく、面白いネーミングと個性溢れるメニューが揃うのも特徴。自慢は、チーズフォンデュを混ぜ合わせた生地に、「クリーム」「プロセス」「チェダー」「ゴーダ」を挟んだチーズ尽くしの「フロマージュ焼」。「開店当初から続く人気メニューです。最初は邪道という声もあったそうですが…」と語るが、多くのお店で見られるチーズを使った「お好み焼」のアイデアは、ここから広まったという由緒正しいメニューだ。風味豊かなキメの細かい生地のおいしさと、重層的なチーズの旨味とコクが口の中いっぱいに。アクセントに加えられた大葉の味わいも楽しい。野菜の甘味と酸味をきかせたオリジナルソースとの相性も抜群。個性的だが「お好み焼」として十分に堪能できる完成度の高さに驚かされるひと品だ。
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人気急騰の赤身グリル肉も
伝統の味わいと共に提案中
「お店を始めた当時は、コック出身の料理人がほとんどでした。その状況下で“他店にはない味を”と試行錯誤の末にできたメニューもたくさんあります」。マッシュルーム入りの「焼そば」を、ヨード卵3個の生地で贅沢に包む「オムレット焼そば」も、努力と情熱から生まれたロングセラー。最近では牛の赤身肉の塊を豪快に焼き上げるメニューも登場するなど、新商品開発にも積極的に取り組む。「グリル肉は女性に大評判。“お好み焼”との相性もバッチリです」。伝統にとらわれない柔軟な姿勢もこちらならでは。「おいしく楽しく、お客さんに食べてもらえるのが一番ですから」。遊び心とサービス精神も満点のお好み焼専門店。同時に「お好み焼」以上の大阪的魅力を感じさせてくれる老舗といえるだろう。
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熟練スタッフが見事なコテさばきで仕上げる「お好み焼」。生地の返しは他店より多い4回。「味が良くなるのも理由ですが、お客さまにサービスしたいという想いも込められています」とは代表取締役の山下真明氏
- 元祖ともいえる「チーズ入りお好み焼」を食べてみたい人
- 「グリル肉」と「お好み焼」を堪能したい30代の男女
- 大阪的な雰囲気を飲食店で存分に堪能したい観光客や出張者
Shop Data
このページのデータは2016年7月22日現在のものです。