今、行くならこのお店




今、行くならこのお店
ニューオープン・レビュー
(神楽坂/ビアバー)
2013/9/26オープン
国産クラフトビールの魅力に出合える専門店

しっかりと深い苦みを堪能できる「アウトサイダー オーストラリアンIPA(山梨)」(左)と華やかな「遠野麦酒 ズモナビール(岩手)」
近年、定着してきたクラフトビール人気。ジワジワと浸透し、今や国内に230以上ものブルワリーがあるという。もちろん、「流行ってるけどおいしくないから…」という人も少なくはない。ただ、ブームの裏には確実なクオリティーの向上があることも忘れてはいけない。ここ数年で格段においしくなったという。美食の街・神楽坂にオープンした『CRAFT BEER SERVER LAND』のマネージャー・鈴木氏も、このことを実体験として知るひとりだ。

飯田橋駅から近く、神楽坂通りに面していながらも、地下にあるので外の喧騒は感じない。橋の下のようなレンガのアーチと石畳は、イギリスの路地裏をイメージ。カウンターには25ものタップが並び、現在は常時17~19種もの国産ドラフトビールを楽しめる。定番からちょっと変わったフルーツビールまで、苦みや香りなどの特徴ごとにバランスよく揃えた。「ビールは生き物ですから劣化しやすいので、一番小さな樽の売り切りスタイル。無くなり次第、新しい銘柄を入れたりもするので、3日くらいで違うビールも楽しめますよ」と鈴木氏。どのビールもグラス480円、パイント780円という均一価格なので、試しやすいのも嬉しい。フルーティーで爽やかな「ホワイトヴァイス」や、香りも苦みも強い「インディア・ペールエール(IPA)」が人気だ。

料理は、食事として楽しめるパスタやカレー、トンテキといったボリューム満点のものから、ポップコーンやピクルスなどのおつまみまで幅広いラインアップ。当然ながらどれもビールと相性抜群。しっかりと腰を据えて味わいたい人にも、とにかくビールを飲みたいという人にも使い勝手がいいのだ。看板メニューの「穴子のフィッシュ&チップス」や、噛み締めるごとに味わいが深くなる「香川の骨付き鶏」はこの店オリジナル。ぜひオーダーしよう。

落ち着いた照明の下、イギリスのパブにいるかのような雰囲気が漂う。ハイテーブル&スツールで気軽に楽しもう
住所:新宿区神楽坂2-9 大川ビルB1
電話番号:03-6228-1891
撮影:山村佳人 取材・文:伊勢嶋暢子(編集部)
このページのデータは2014年1月8日現在のものです。