路地裏でワクワクするベトナム料理との出合い | 美味案内

美味案内へ

今、行くならこのお店

今、行くならこのお店

ニューオープン・レビュー

ECODA HEM(江古田/ベトナム料理)
ECODA HEM(江古田/ベトナム料理)

2013/1/17オープン

路地裏でワクワクするベトナム料理との出合い

春季の麺メニュー「カオソーイ」800円。ラオスの肉みそ麺をベースに、豆板醤を使ってアレンジ。鶏と野菜の優しい味わいのスープとピリ辛の肉みそがいいバランス

ベトナム料理の認知度が急激に上がってきたのはここ2年ほど。以前は、「生春巻」か「フォー」という画一的なイメージしかなかったが、江古田『マイマイ』や西麻布『kitchen』など、現地の幅広い料理を伝えるお店が人気を呼ぶようになり、ジワジワと浸透してきた。毎年開催される“ベトナムフェス”も盛況で、「チェー」や「バインミー」の専門店も登場するまでに。その火付け役でもある『マイマイ』のオーナー・足立由美子さんが、新しいベトナム料理店をオープンさせた。場所は江古田駅近く、『マイマイ』の3軒隣。銀色に輝くトタンのコンテナに、道行く人たちの足も止まる。


人気のサンドイッチ、カフェメニュー「バインミー」450円。パリッとしたパンに、豚肉の甘辛焼き、大根と人参のなます、パクチーなどをサンド。ピリリと辛い唐辛子がアクセント

元々はご主人の実家の金物屋があった場所。味のある建物をそのまま生かして2号店を始めようとしたが、古すぎて使えず断念せざるを得なかった。どうしようかと思った矢先、知り合いの建築家から聞いたのが、コンテナを利用した高崎の屋台村。そのアイデアを基にこの店が生まれた。敷地内には、赤・青・黄の3色をテーマカラーにしたコンテナが並び、「麺」の1番、「米」の2番、「カフェ」の3番と料理によって分かれている。それぞれ小さなカウンターのみ、オープンエリアにはテーブル席もあり、さながら小さなベトナムフェスのような雰囲気。メニューは1番と2番で各一品ずつ、四季に応じて変わる。3番ではスモールサイズの「バインミー」や「生春巻」などのフィンガーフード、そしてビールやコーヒーを提供する。「ベトナム屋台の雰囲気を味わってほしい」と、各店の料理を持ち寄ってもOKな気楽さも魅力だ。


足立さん(中央)とスタッフのみなさん。1つのコンテナをひとりで切り盛りするので大忙し。「もっと多くのベトナム料理を紹介したいですね」と笑顔で語る

料理だけでなくベトナムの魅力に目覚め、好奇心を原動力にやってきて早15年。日本と同様に、南北に長く気候の変化が多い国だからこそ生まれた豊かな食文化を紹介したいという足立さんの思いはとどまることを知らない。ここ数年の急速な近代化に伴い、ベトナムでも古き良きものが失われつつある状況を少し淋しく思いつつ、「いいもの」を残そうと買い集めている。ベトナムの“いま”が江古田の路地裏で再現されているのだ。


結果として生まれた新しいスタイルは可能性が無限大。料理はもちろん、編み物などの教室もこぢんまりとできるし、3つのコンテナで違う料理を提供するイベントも開催した。「おいしいものを食べて楽しい時間を共有してほしいですね」と足立さん。冒険心を刺激するワクワク感とおいしさ、楽しさが詰まったここにしかない“ベトナム”が江古田の路地裏に誕生した。

足立さんが今まで集めてきたベトナム雑貨を飾った小さな店内。カラフルな色遣いの小物や、ベトナムのざるを使ったシェイドなど可愛いものだらけ

 
Data
ECODA HEM(エコダ ヘム)
電話番号: 03-3953-0021
住所: 練馬区旭丘1-74-9
営業時間: 17:00~22:00(L.O.21:30)/土日祝12:00~15:00(L.O.14:30)、17:00~21:30(L.O.21:00)
定休日: 火、水休
アクセス 西武池袋線江古田駅南口より徒歩2分

撮影:山村佳人  取材・文:伊勢嶋暢子
このページのデータは2013年4月30日現在のものです。

ほかの新店を探す

新宿ごはん

「美味案内」に掲載されているすべてのコンテンツ(記事、画像、音声データ等)は、ジョルダン株式会社の承諾なしに、無断転載することはできません。

Copyright c 2013 Jorudan Co.,Ltd. All Rights Reserved.