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ニューオープン・レビュー

Da olmo(神谷町/北イタリア郷土料理)
Da olmo
(神谷町/北イタリア郷土料理)

2012/9/19オープン

北イタリア郷土料理を堪能できる神谷町の隠れ家

人気の郷土料理「カネーデルリ・プレサーティ」1000円も健在。食べる直前に焦がしバターをかけると、きめ細かな泡が立ち、豊かな香りがふわっと広がる

新宿三丁目で人気のイタリアン『ブリッコラ』で5年を共に過ごした北村シェフと原品マネージャーが独立、新しい出発地に選んだのは神谷町だった。意外な気もするが、「もともとは新宿で探していましたが、いい物件に出合えたのでここに決めました」と2人。桜田通りからすぐの立地なのに静寂に包まれ、窓から差し込む陽光が温かな空気を満たしている。トラットリアとも、リストランテとも名づけていないのは、枠にとらわれず楽しんで欲しいという思いから。また、席数を『ブリッコラ』の3分の1ほどの24席にまで絞ることで、全テーブルの一品ごとに注力できるようになったという。


「アマゴのレモン風味 香草サラダ添え」。低温の油に2時間じっくり漬け込んで火を通したアマゴは、しっとりとした身と上品な香りが特徴。レモンの酸味との相性は抜群

料理は変わらず北イタリア郷土料理がメイン。トレンティーノ=アルト・アディジェ州の料理を東京の食通たちに知らしめた北村シェフの代名詞「カネーデルリ・プレサーティ」や「熟成黒毛和牛もも肉の炭火焼き」などの一品料理はもちろん、6500円のコースも用意しているので、好きなように利用することができる。北村シェフが心がけるのはあくまでもイタリア料理。国産無農薬野菜や鮮魚の特徴を生かしながら、確固たるイメージをもって”日本料理”にならないように仕上げていく。また、生産者の元にしばしば足を運び、実際に畑を見て、農作業を行ったりもする。こうして身を持って知ったその時季に一番おいしい食材を盛り込んで、丁寧に調理していくことで、生産者の思いをお客さんに伝える役割をも担っている。


固い信頼で結ばれているベストパートナーの北村シェフと原品マネージャー。「好きなように料理とワインの相性を楽しんで欲しいですね」と笑顔で応えてくれる

一方、お客さんの思いや好みを解釈して厨房に伝え、ベストなサービスを提供するのは原品氏の役割。ワインセラーに貯蔵する200種以上ものイタリアワインから、ぴったりなものを選んでくれる。料理ありきの選び方ではなく、お客さんの好みから料理との相性を考え導き出すというのは、まさに熟練の技。ひと皿ごとに違うワインをグラスで味わうという贅沢な楽しみ方ができるのもこの店ならではだ。


近隣へのお披露目を兼ねて、「とにかく見て、食べて、知ってもらわなければ」とランチを始めた。ディナー同様のアラカルトと、界隈では少し高めの1500円のランチコースを用意。オープンから3カ月が経った現在は、ランチに2度、3度と来店した人が夜に予約を入れるようになり、神谷町にも馴染んできている。もちろん、『ブリッコラ』時代の常連客も訪れる。「わざわざ足を運んでくれるお店にならなくては」という原品氏の言葉どおり、ほかにはない価値あるイタリアンが、けやきのように根付き始めている。

ワインセラーも完備した店内は、こぢんまりとしつつも席間をゆったりと取っている。特等席のカウンターは厨房よりも少し高い位置にあるので、すべてを見ることができる

 
Data
Da olmo(ダ・オルモ)
電話番号: 03-6432-4073
住所: 港区虎ノ門5-3-9 ゼルコーバ5 101

撮影:山村佳人  取材・文:伊勢嶋暢子(編集部)
このページのデータは2012年12月26日現在のものです。

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