自由な発想から繰り出される新星イタリアン | 美味案内

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ニューオープン・レビュー

AMBIGRAM (広尾/イタリアン)
AMBIGRAM
(広尾/イタリアン)

2012/7/12オープン

自由な発想から繰り出される新星イタリアン

アラカルトメニュー「マグロの冷菜 アンビグラム風 3種類のソース」2400円。魚醤につけた卵黄ソースと、軽く炙った中トロの相性が抜群のひと皿

有名店がひしめき合う広尾の地に、新たな歴史の始まりを予感させるイタリアンが登場した。場所は天現寺交差点に近い裏通りの一角。代表を務めるのは人気トラットリア『ドンチッチョ』でマネジャーを担当していた米津真寛氏。シェフはイタリアの名店を始め、『エノテーカ・ピンキオーリ』や『ブルガリ』など国内の有名店でも腕を振るってきた伊沢浩久氏。そしてパティシエはフランスの“アラン・デュカスグループ”で研鑽を積み、『ベージュ アラン・デュカス東京』でも活躍してきた双子の弟、伊沢和明氏。“異色”とも言える3人が出会うことで、奇跡の“味わい”が誕生した。


デザート「自家製ブリオッシュのパンペルジュ」900円。洋ナシのキャラメリゼとアイスクリームが添えられ、プラリネでイタリアンの味わいを演出する

星付きレストランでの経験を持つシェフ・伊沢浩久氏。得意分野は「イタリア北部のトラディショナル」だ。しかし、このお店のコンセプトは「リストランテの技法を生かした自由な発想の料理」。造詣の深い北部のクラシカルメニューをベースにしながらも、さまざまなアイデアを盛り込んでいく。たとえば「マグロの冷菜 アンビグラム風 3種類のソース」には、赤玉葱・パプリカ・トマトから作った赤いソース、ハーブの緑が鮮やかなオイルソース、そこに魚醤に漬けた卵黄のソースが添えられる。見た目にも、味わいにも、ちょっとした驚きが隠された逸品だ。「イタリアンの面白さは、食材の幅の広さでもあります」との言葉通り、北から南まであらゆる素材を使った地方料理に、こだわりの“ひと手間”を加えることで、さらなる進化を遂げたメニューへと昇華させていく。


左から双子の兄・伊沢浩久氏、米津真寛氏、双子の弟・伊沢和明氏。「訪れる人に驚きと感動を与え続けていきたいです」とは3人共通の言葉

さらに食事の後にも、小さな喜びが演出として用意される。パティシエ・伊沢和明氏の専門分野は、経歴からもわかるようにフレンチだ。「でもここはイタリアンなので、フランス菓子をベースにしながらも、どこかにイタリアの食材を取り入れることを心がけています」。これまでのラインアップは“ティラミスで作ったマカロン”や“リモンチェッロでいただくオペラ”など、発想もユニーク。イタリアンのエッセンスが加わった、この店でしか味わうことのできないデザートの面白さを楽しんで欲しいという。


もちろん料理のおいしさだけではレストランに訪れる人に感動を与えることはできない。「お客様との距離感、サービスは『ドンチッチョ』時代と同じ。でもスタイルは変えています」。ここでのスタンスは「大人が気軽に楽しめる空間の提供」。ハレの日利用なのか、通常利用なのか、また会話を楽しむ接客が必要なのか否か…などを瞬時に判断。「帰り際に“今日は記念日だったんです”とお客様に言わせたら失格ですから」。大人が心地よく過ごせる“この店ならではの世界感”をぜひ堪能してもらいたい。

クラシカルモダンで統一された落ち着いた雰囲気の店内。開放感のあるシンプルなインテリアは、大人が心地良く楽しむのに最適の空間といえる

 
Data
AMBIGRAM(アンビグラム)
電話番号: 03-3449-7722
住所: 港区南麻布4-12-4 プラチナコート広尾1F

撮影:横川雄  取材・文:平林善行(編集部)
このページのデータは2012年12月26日現在のものです。

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