前菜のみで満喫できる新しいフレンチ食堂 | 美味案内

美味案内へ

今、行くならこのお店

今、行くならこのお店

ニューオープン・レビュー

Bon Gout 神楽坂 (神楽坂/フレンチ前菜食堂)
Bon Gout 神楽坂
(神楽坂/フレンチ前菜食堂)

2012/3/13オープン

前菜のみで満喫できる新しいフレンチ食堂

鮮度のいいサバを塩とワインビネガーで締めてから軽く燻製にした「真サバの燻製とジャーマンポテト」800円

ひとことで“フレンチ”と言っても、グランメゾンからブラッスリーまであり、さらにカジュアルワインの普及で、ワインバルやワイン食堂といった新しいスタイルも確立され始めている。その中にあってまた新たな切り口のフレンチが誕生した。場所は美食家が集まる街、神楽坂。通りを見下ろす大きな窓と高い天井が印象的な店内は、温かな空気が漂っている。


「フォアグラのソテー オレンジヴィネガーソース」1100円(ハーフ)。レモンパウダーをふって

コンセプトは“フレンチ前菜食堂”。フレンチのフルコースは、アミューズに前菜、メイン、デセールと重く感じる人も多いかもしれない。とはいえ、ビストロの豪快さは極端に違う。「こんなお店があったら面白い」というアイデアを膨らませ、今回のオープンに至ったという。「普段使いできるフレンチを目指しました。前菜2皿とグラスワインだけでも十分満足できたら、もっと頻繁に通えると思うので、あくまで食堂です」と語る、野口シェフ。コースはなく、冷前菜・温前菜ともに各10種ほど用意。さらにポーションも、ハーフ、レギュラー、ダブルから選べるので、お腹の空き具合や好みに合わせて選べる。パン代やチャージはなく、必要なときのみカトラリーを替えてくれる。でも、サービスを省いているのではなく、さりげない心配りは細部にまで行き届いているのだ。


過度なサービスを省き、一流の料理を気軽に楽しめるアイデアは、野口シェフたちの柔軟な発想から生まれた賜物だ

料理のクオリティは本格的。麹町の名フレンチ『オーグードゥジュール』の岡部シェフプロデュースではあるが、すべては厨房を取り仕切る2人のシェフに委ねられている。それぞれが培ってきた経験や感性をぶつけ、旬の素材を取り入れ、緻密に作り上げる料理は、グランメゾンでも遜色のないひと皿だ。前菜といっても、フォアグラやブータンノワールといった肉料理、ムール貝などの海鮮料理もあるので食べ応えは十分。これらがなんと700円からというコストパフォーマンスの良さ。ワインも赤・白それぞれ10種あり、注目の日本ワインとも合わせられる。


「場所柄、40~50代の方も多いので、量を調整し食べたいものだけを選んで、自分たちなりの楽しみ方を見つけられると好評。野菜が多めで、好きなものを少しずつ食べられることもあり、食に敏感な女性たちも連日訪れるようになった。翌日に残るような重さはなく、飽きさせない新しいフレンチは日本人にはうってつけ。特別な日だけでなく、日常の食事も楽しみたい大人にこそふさわしい一軒だ。

洗練された空間にゆったりと配したテーブルは、一枚板を使用した少し大きめで、あえてこのサイズにしたという

 
Data
Bon Gout 神楽坂(ボングゥ カグラザカ)
住所: 新宿区矢来町107 細谷ビル2F
電話番号: 03-3268-0071

撮影:山村佳人  取材・文:伊勢嶋暢子(編集部)
このページのデータは2012年4月27日現在のものです。

ほかの新店を探す

新宿ごはん

「美味案内」に掲載されているすべてのコンテンツ(記事、画像、音声データ等)は、ジョルダン株式会社の承諾なしに、無断転載することはできません。

Copyright c 2013 Jorudan Co.,Ltd. All Rights Reserved.