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ニューオープン・レビュー

日本橋 天丼 金子半之助(日本橋/江戸前天丼)
日本橋 天丼 金子半之助
(日本橋/江戸前天丼)

2010/11/15オープン

一品入魂の天丼は江戸の気風が息づく豪快さ!

30センチはあろうかという穴子の天ぷらが圧巻。ほかにエビ2尾、イカと小柱のかき揚げ、シシトウ、温泉玉子、ノリの天ぷらが山盛り。ご飯はやや硬めに炊いたアキタコマチ

目抜き通りからひとつふたつ角を曲がれば、夕方ともなると板前たちの雪駄や草履の音が響く日本橋界隈。そんな風情が残る日本橋三越近くに天丼の店『金子半之助』が誕生した。店名に掲げたのは、板長・金子真也氏の祖父、金子半之助氏の名。


サービス品の「がりごぼう」。ガリの甘酸っぱさと昆布の旨みが染みたゴボウのシャキシャキ感がたまらない。訪れた客のほとんどが購入を希望する人気ぶりで、2月から販売が決定

天ぷら職人としても高名だった祖父から、幼い頃に受け取った閻魔帳(レシピ帳)には、門外不出の秘伝の「江戸前の天丼たれ」の作り方があったが、閻魔帳は長く開かれることなく、行方も曖昧だった。それが半之助の没後20年を前にして突如見つかり、これをきっかけに、丼ダレに合う天丼を完成させ、この店をオープンさせたそう。メニューは「江戸前・天丼」の一品。店頭のお品書きには、ほかに「味噌椀」(100円)とドリンク3種のみだ。


「どうしても生の穴子が手に入らないときはお店を閉めさせていただきます。そんなこだわりの天丼を多くの人に味わっていただきたいです」と、フロアをサポートする大塚マネージャー

主役の天丼を目にすると、まずその豪快さに言葉を失う。一匹丸ごと揚げた穴子をはじめ、大ぶりのネタが乗った丼の上は定員オーバー気味。ところが食べ始めると、今度はその食べやすさに驚かされる。高温で揚げた天ぷらはサクッとした歯ごたえ。秘伝のタレがほどよく染み、最後のひと口まで衣をまとったネタをいただける。秘伝ダレと天ぷらの衣が絡んだご飯も最高。この味を生み出すまでには、丼ダレに合う具材、揚げ方と衣の具合、サラダ油とゴマ油の割合、米の種類と炊き方など試行錯誤の連続だったという。また、使用する丼鉢は保温効果を持たせるために底に空洞を施した有田焼の特注品だ。


口直しはオリジナルの漬物「がりごぼう」と黒豆茶。なんと、いずれも食べ放題、飲み放題だ。こんな気前の良さにも江戸の心意気がうかがえる。伺ったところでは、「江戸前天丼」とは、江戸前のネタ使いという意味ではなく、豪快さや気前よさをのせた天丼として「江戸前」と称しているそう。気遣いも含めた同店の心根もまた、江戸前といえそうだ。

麻の暖簾をくぐり格子戸を開けた1階はカウンター席のみ、2階はテーブル席のみの造り。店頭に設けられた長いすが行列待ち必至を無言で語る

 
Data
日本橋 天丼 金子半之助(ニホンバシ テンドン カネコハンノスケ)
電話番号: 03-3243-0707
住所: 中央区日本橋室町1-11-15

このページのデータは2011年1月31日現在のものです。

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