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ニューオープン・レビュー

南青山 とんかつ 赤月(青山/とんかつ)
南青山 とんかつ 赤月
(青山/とんかつ)

2010/2/10オープン

上質な空間で極上とんかつとワインのマリアージュを

サクサクの衣からジューシーで柔らかな肉の旨みが口に広がる「白王豚ロースの厚切り」1400円。自家精米の最高ランク「はえぬき」のツヤツヤごはんに赤出汁、漬物が付いた定食なら1800円

南青山、外苑西通り沿いのビルの地下という隠れ家を思わせるロケーションに、モダンスタイルでとんかつを楽しめるお店がオープンした。京都の先斗町をイメージしたという店内は、オープンキッチンのカウンター8席と半個室のテーブル席2卓のこぢんまりとしたスペースながら、随所に小さな箱庭や盆栽を設け、上質な和を演出した落ち着きのある空間に仕上がっている。


脱皮したばかりの「ソフトシェルクラブかつ」は、はさみでカットしてまるごといただく。アボカド、モッツァレラ、トマトがたっぷり楽しめる「アボカドのカプレーゼ」など一品料理も充実

そんなセンスの良いお店で料理をもてなすオーナー・佐藤氏の前職はカメラマン。寿司屋などの名店で腕と技を磨いてきた佐藤氏が作るとんかつは、その経歴を存分に活かした独創性にあふれる逸品ばかり。豚肉は、国内から海外まで30種類以上の銘柄豚を試食し、千葉県産“総州三元豚白王”と、岩手県産“岩中豚”を選択。“総州三元豚白王”は、肉質が柔らかく脂の甘みがあり、クセのないのが特徴。よりジューシーに味わえる“岩中豚”ともに、米油でじっくりと揚げ、香ばしい風味とさっぱりとした口当たりで楽しめるとんかつに仕上げている。とんかつには、7種のハーブが入ったオリジナルソースとアンデスの岩塩を、添えられるキャベツにもトリュフオイル入りのマヨネーズドレッシングと和風ドレッシングがあり、ここにもシェフのこだわりが感じられる。


佐藤さん夫妻は関西出身。「上品な和の空間で、今までとは違う味覚も視覚も存分に堪能できるとんかつをリーズナブルに楽しんでください。必ずお得感を感じてもらえると思います」

「とんかつとともに楽しむお酒は、ワインで」と佐藤氏。「肉とパン粉で仕上げた料理とワインが合わないはずはない」という信念のもとに、フランス、スペイン、ドイツ、アメリカとクラシックからニューワールドのワインまで幅広く揃っているのも魅力のひとつだ。


さらに嬉しいのが、その価格。「このお店に来て、得した気分で帰ってもらいたい」という思いから、とんかつは単品で800円から、一品料理は450円から、グラスワインも500円から、とリーズナブル。また、気さくなオーナーの奥さんの心温まる気遣いや会話も加わって、居心地の良さも抜群。ランチで来たお客さんが高い確率でディナーに訪れたり、ひとりで食べにくる女性が多いのも納得。気軽にぶらりと立ち寄り、極上のとんかつとワインで和やかに過ごす。そんな幸せなひとときを感じられる、とっておきの一軒にぜひ訪れてみたい。

モノトーンを基調とした店内。どの席からもオープンキッチンが望め、上品な割烹店のような雰囲気が漂う

 
Data
南青山 とんかつ 赤月(ミナミアオヤマ トンカツ アカツキ)
住所: 港区南青山4-1-8 麗雲ビルB1
電話番号: 03-6459-2049

このページのデータは2010年3月31日現在のものです。

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