美味案内を運営するジョルダン社員が「食」を楽しむプロジェクトの一環として実施しているブログです。
大人の街・西麻布のなかでも
外苑西通りを渋谷方面へ入った裏通りは
隠れ家的な雰囲気が漂う、
“食通”が集うエリアです。
9月2日にグランドオープンを迎える
『Salle de Makino(サル・ドゥ・マキノ)』は、
日本料理の技法と伝統に、西洋のエッセンスをプラスした
“ジャンルにとらわれない国境のない料理”のお店。
腕を振るう牧野雄太氏は、赤坂『貝作』などで修業を積み、
2001年に『NOBU TOKYO』へ、
その後、2004年にフランス国在ストラスブール日本総領事館公邸料理人を務めたという方。
牧野氏が繰り広げるストーリー仕立てのコース料理を楽しめます。
オープンに先駆けて開催されたレセプションにお伺いしました。
西麻布の裏通りに佇む一軒家は、パッと見ではお店だとは分からないかも。
ガラス張りのエントランス、温かみのあるライトに照らされるグリーンが目印です。
店内は木の梁を活かし全面改装。凛とした空気で満たされています。
1階はオープンキッチンを囲むカウンター12席、2階にはテーブル12席を用意。
テーブルにはナイフ、フォークとともにお箸をセッティング。
好みに合わせて使い分けできるのが親切ですね。
それでは、料理のはじまりです。
料理は5800円(税・サ―ビス料別)のワンコースのみ。
メインに魚、肉料理を盛り込んだ全7品が展開されます。
一品目は、「鮎魚女(アイナメ)の椀物」。
千切り野菜を浮かべたダシに、隠し味は豚の背脂をプラス。
じんわりと染み込むような味わいに、心がすーっと落ち着いていくよう。
二品目は「夏野菜と天然鯛のパフェ」。
なんと、昔懐かしいパフェグラスに盛られています。
トマト、オクラ、ジュンサイ、キュウリなどみずみずしい夏野菜と鯛の薄造り。
三品目は焼き物「冬瓜のダッチオープン焼き」。
シメジ、エノキの上に冬瓜をのせ、
ホワイトソース代わりに山芋とチーズをかけて、こんがり焼き上げた逸品。
冬瓜の先入観を覆す料理に仕上がっています。
四品目は、愛らしい盛りつけの「鱸(スズキ)のフリット」。
万願寺唐辛子、キュウリ、ラディッシュのソースとともに。
クミンが香る、エキゾチックな味わい。
五品目の「佐賀牛のロースト」。
じっくりと火を入れた佐賀牛は、甘みが十分に引き出されています。
ラズベリーのソース、そして日本酒とバターのソースと楽しんで。
六品目のお食事「京豆腐のあんかけご飯」。
土鍋で炊き上げたふっくらご飯に豆腐をのせ、
たっぷりのダシをかけ、油揚げやあられ、ネギを散らしています。
添えてあるのは、白菜・小松菜・青梗菜のおひたしと香の物。
お待ちかねの七品目。デザートは、数種をセレクト。なんと、全5種をいただきました。
手前から左回りに「青じそとモヒートのジェラード」「焼きとうもろこしのアイスクリーム スープ添え」
「コーヒー風味の黒蜜わらびもち」「ほうじ茶のクレームブリュレ」「黒豆のティラミス」。
どれもほかにはない味わいでしたが、個人的には「ほうじ茶のクレームブリュレ」がイチオシ。
カウンター席は、シェフの手捌きや美しく盛り付けている様子を眺められる特等席。
質問にも気さくに答えてくださいました。
伝統的な和の技法に、フレンチの調理法やスパイスをプラスした
ひと味違う料理との出合い。
ワインはもちろん、日本酒や焼酎も揃えているそうです。
女性なら、きっと心を捉えられてしまいますよ。
堅苦しくなく、ゆっくりと食事を楽しみたい時におすすめの一軒が誕生しました。
ごちそうさまでした。
店名 | Salle de Makino(サル・ドゥ・マキノ) |
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住所 | 港区西麻布2-12-6 |
電話番号 | 03-6805-1653 |
定休日 | 日休 |
営業時間 | 17:30~24:00(コースL.O.21:30) |
オフィシャルページ | http://makinos.jp/ |