ご褒美やハレの日に一度は行きたい名店 銀座の寿司おすすめ6店

“銀座で寿司”・・・なんて夢のまた夢。お品書きがないので、いったいいくらかかるのか分からない。日本全国のおいしいものを食べつくした食通や芸能人だけしか入れない、敷居の高い店ばかり・・・なんて思っていませんか?

もちろん、一生に一度は行きたい超有名寿司店もありますが、明朗会計、リーズナブルな寿司屋も多いのです。日本の台所・築地市場はすぐ隣。鮮度のいいネタが手に入りやすいのもポイントのひとつ。シチュエーションや一緒に行く相手によって、いろいろと選べます。

頑張った自分へのご褒美、大切な人の誕生日や記念日、はたまた、週に1度は通う手頃な寿司・・・。今宵、どんな「銀座で寿司」に行きますか?

気軽にふらっと訪れたい! サラリーマンにもやさしい上質な寿司店

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スシドコロ タイゲン
鮨処 大舷
〔銀座一丁目、京橋〕
江戸前寿司
銀座一丁目
京橋

鮨処 大舷の江戸前寿司 握り

見た目にも美しい江戸前寿司の数々。セットやコースはもちろん、おまかせで1貫から握ってくれる。にぎり以外にも、ちらし寿司や鉄火丼も用意

寿司職人として40年以上の大将が根を下ろしたのは、寿司の激戦区・銀座。というのも、銀座の名店を渡り歩いてきたから。日本でも最高級のネタを扱ってきたからこその目利きで、良い素材をリーズナブルな価格で提供する。

ネタケースに並ぶ魚介は築地から仕入れた天然ものばかり。下ごしらえはすべて本格的な江戸前。ひとつひとつ丁寧な仕込みがあってこその寿司だ。かといって、気負いは感じさせないのがプロのなせる技。おまかせコース5,000円で十分に満足できる。銀座エリアにありながら、このコストパフォーマンスの高さはうれしい。

鮨処 大舷 日本酒、焼酎

握りはもちろん、つまみも秀逸。ともに味わいたい日本酒、焼酎もひと通り揃っている。相談すれば、好みの銘柄も用意してくれる

店内はカウンター6席とテーブル8席。こぢんまりとしているが、これは大将の目が届くギリギリの広さ。

銀座の一流店に同規模の店が多いのも同じ理由。一流の職人は、おもてなしにムラがあってはいけないと、気配りと絶妙な間合いを大切にする。だからこそ、居心地のいい、何度でも通いたくなる一軒となっているのだ。

商業施設『京橋エドグラン』のすぐ裏、銀座一丁目駅からもすぐという好立地もポイント。誰かを連れて行くと、「こんな隠れた寿司店を知っているんだ」と感心されるだろう。

鮨処 大舷 清潔感漂う店内

京橋の裏路地に佇む一軒。カウンターデビューにも最適だ。引き戸を開けると、清潔感漂う店内で大将が待っている

店舗情報
鮨処 大舷
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予約専用電話番号:050-5814-1596
寿司、銀座
東京都中央区京橋3-4-6 中条ビル1F
東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅 7番出口より徒歩2分
(銀座中央通りを八重洲方面へ、高速道路を越え、1つ目の角を左折、ラーメン店隣)
8,000~10,000円(ランチ:1,000円)

大人のデートにぴったり 秘密にしたいカウンター寿司

2
スシドコロ ヤマダ
鮨處 やまだ
〔銀座7丁目〕
寿司
カウンター
銀座コリドー街

鮨處 やまだ おまかせ握り

左から「コハダ」「トロ」「カワハギ」。寿司は握ったそばから鮮度が落ちていくので、すぐにいただこう

大将は元・大工という異色の経歴の持ち主。寿司好きが転じて修業を積み、腕を磨いてきた銀座にお店を開いた。

もちろん、ネタは毎日築地で仕入れるので、日替わり。定番からちょっと珍しいものまで、いろいろと楽しめる。お品書きは握り15貫「おまかせコース」(10,800円)のみ。1カン追加800円も可能。つまみはなく、純粋に寿司だけを味わうスタイルだ。だからこそ、毎回、新しい出合いがあるともいえる。

鮨處 やまだ 大将の手捌き

丁寧で無駄のない動きを目の前で眺められるのはうれしい。ネタについても気軽に聞いてみて。会話を楽しむのもカウンター寿司の魅力のひとつ

この店の寿司の特徴のひとつが、こだわりのシャリ。宮城県登米市のササニシキを使用し、酢は独自でブレンド。口の中に入れると、ほろっと崩れて、それぞれのネタとひとつになっていく。

板場との距離も近いので、まさにサシで勝負と身構えてしまいそうだが、アットホームな雰囲気と大将の話にリラックスして食事を楽しんでいる自分に気づく。この距離感はやはりデートなど、親密な人との食事におすすめ。大将の出身地・青森の地酒も豊富に揃っているので合わせて楽しみたい。

鮨處 やまだ すっきりと洗練された店内

雑居ビルの中にある銀座らしい隠れ家。カウンター8席はすべて特等席。連れて行った人には絶対に感激されるはず。記念日ディナーにぜひ予約を

店舗情報
鮨處 やまだ
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予約専用電話番号:03-3572-7534
寿司、銀座
東京都中央区銀座7-2-14 第26ポールスタービル3F
東京メトロ日比谷線・丸の内線・銀座線 銀座駅より徒歩3分
(銀座コリドー街を新橋方面へ、3つ目の角を左折しすぐ左手)
10,000~15,000円

伝統の味を受け継ぐ江戸前寿司の最高峰

3
ギンザ キュウベエ ギンザホンテン
銀座 久兵衛 銀座本店
〔銀座8丁目〕
寿司
老舗
銀座

銀座 久兵衛 銀座本店 魯山人コース

まさに北大路魯山人の器を使う鮨懐石「魯山人コース」(30,000円)。器も料理に華を添える大切な役割を担っている

昭和10年創業。一度は訪れてみたい、銀座の寿司を代表する一軒。美食家として知られる魯山人をはじめとする各界の著名人たちに愛されてきたこの店は、ウニやイクラを初めて軍艦巻きにしたことでも知られている。

シャリは選び抜いたコシヒカリをふっくらと炊き上げ、砂糖は使わず、米酢と塩のみで仕上げる。初代の徹底した教えを、二代目、三代目が受け継ぎ、職人たちの指針として深く根ざしている。

銀座 久兵衛 銀座本店 うにの軍艦

1貫の握りに込められた"心意気"。凛とした美しさは、余分なものはそぎ落とし、旨さだけを伝えてくれる

厳選した旬のネタを鍛え抜かれた職人の技で提供。江戸の粋とは、伝統とは何なのかを言葉はなくとも伝えてくれる。何よりも、細やかな気配りや会話も含め、すべてが一流の時間を紡ぎだす要素だと実感。本物を知るための一軒。

銀座の一等地にあり、1階から5階まで1棟すべてがお店。椅子カウンター席、掘りごたつカウンター席、座敷、テーブル席と、用途や相手によって使い分けたい。待ち時間に通される4階の『魯山人ミニギャラリー』では、日本の食文化についてより深く知ることができる。

また、手土産に「太巻き」(3,000円)や「バラちらし」(4,500円)、「小鯛雀寿司」(3,000円)なども用意。3日前までに予約必須。自分が味わった感動そのものをおみやげにできるのもうれしい。

銀座 久兵衛 銀座本店 数寄屋造りの店内

現代数奇屋造りの店内。厳かな雰囲気を醸しつつも、適度にリラックスできる心地よさも備える。完璧なサービスはまさに“おもてなし”のお手本

店舗情報
銀座 久兵衛 銀座本店
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予約専用電話番号:03-3571-6523
寿司、銀座
東京都中央区銀座8-7-6
東京メトロ銀座線 新橋駅 3番出口より徒歩5分
(ガス灯通り沿い)
20,000~30,000円(ランチ8,000~10,000円)

モダンな店内でいただく鮮やかな創作ロール寿司

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シャリ ザ トーキョー スシバー
SHARI THE TOKYO SUSHI BAR
〔銀座2丁目〕
寿司
ロール寿司
銀座

SHARI THE TOKYO SUSHI BAR レインボーロール

エビ、サーモン、マグロ、白身魚、アボカドなどの「レインボーロール」(740円)。ロール寿司はどれも一口で食べられるので、全ての食材が口の中で調和する

江戸前寿司が主流の銀座にある、まるで海外にいるかのようなスシ・バー。メインは、約30種を誇るロール寿司。アボカドやエビ、サーモンをはじめ、マンゴーとホタテなど意外な組み合わせまでバラエティーは豊か。「秋刀魚ナムルロール」「牛香味ロール」など、既成概念にとらわれない、新しい寿司の世界を楽しめる。

とはいえ、シャリはコシヒカリ、オリジナルブレンドの酢、築地から届く鮮魚など、素材へのこだわりはさすが。銀座の一流店に引けを取らない。創作料理には和風、フレンチ、タイ料理など、さまざまなエッセンスを散りばめて、オリジナリティーあふれるひと皿に仕上げている。

SHARI THE TOKYO SUSHI BAR ホタテマンゴーロール

色鮮やかな黄色のマンゴーが乗った「ホタテマンゴーロール」は、女性に人気のひと品。マンゴーの爽やかな甘味と酢のバランスがぴったりだ

色鮮やかなロール寿司は、フォトジェニックなので、女子会や誕生日ディナーなどにもぴったり。ほかにも「体が喜ぶヘルシー寄せ盛り」や「お酒がすすむおつまみ寄せ盛り」(各1,300円)など、気になるメニューも用意。

日本酒との相性はバッチリだが、ここではワインやシャンパンと合わせたい。「すてきな果実酒」も各種ラインアップしている。

ロール寿司=外国人が考える寿司と決め付けて、実は食べたことのない人も多いはず。日本人が日本の食材で作れば、全く異なる、真っ当な寿司。新しい寿司の世界を体験してみよう。

SHARI THE TOKYO SUSHI BAR モダンな店内

木目のテーブルとグリーンの椅子の色合いが落ち着く、海外の和食店を思わせるモダンな店内。席間もゆったりと取られているので、まわりを気にすることなく、くつろぎの時間を過ごせる

店舗情報
SHARI THE TOKYO SUSHI BAR
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予約専用電話番号:03-5524-8788
ロール寿司、銀座
東京都中央区銀座2-4-18 アルポーレ銀座ビル8F
東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅 5番出口より徒歩2分
(出口すぐの黒いビル8階)
4,000~7,000円(ランチ:1,000~2,000円)

江戸の職人技が光る! 江戸前寿司と手作り豆富料理を堪能

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ギンザ スシとトウフリョウリ アイダ ホンテン
銀座 鮨と豆腐料理 あい田 本店
〔銀座8丁目〕
寿司
豆富料理
割烹

あい田 本店 握り

大トロ、ウニ、車海老を含む「最強のあい田」(4,000円)。1貫ずつ握りたてを堪能できる

江戸前寿司ならではの伝統を守り、シャリには三年熟成した赤酢を使用。丸みのある味わいと、口の中でふわっとほどける質感が特徴だ。

ネタは、毎朝仕入れる鮮魚、築地の問屋から直送されるマグロなど、常時35種以上。江戸前寿司の代表格、淡くしめた「コハダ」やふっくらと煮た「穴子」など、丁寧な下ごしらえを実感できるものばかり。もちろん、ネタの種類は日々替わるので、気軽に尋ねてみて。

また、ベジタリアンの人も一緒に楽しめるようにと、九州から取り寄せた有機野菜の握りも用意する。

あい田 本店 豆腐

仙台大豆、青豆、北海道鶴子大豆をブレンドした、味わい深い「手造り寄せ豆腐」。シンプルだからこそ、大豆の滋味がダイレクトに伝わる

もうひとつの特徴は、自家製豆腐料理。ブレンドした3種の大豆を厨房で挽くところから始まる。シンプルに味わいたいなら「手造り寄せ豆腐」や「湯豆腐」「冷奴」を、ちょっと変り種では「えびの豆腐衣揚げ」「豆腐とチーズの春巻き」も用意。

逸品料理も充実。「生麩田楽」「海鮮茶碗蒸し」などをつまみに飲みたいのは、日本酒。そのほか焼酎やワインも充実しているので、気分や好みに合わせて選んでみて。

コースは6,000円、8,000円、10,000円の3種を用意。おまかせ料理と寿司の組み合わせなので、ちょっと贅沢なランチから、接待やお祝いの席まで、用途に合わせて使い分けたい。

あい田 本店 店内

カウンター13席のみ。全て板場に面しているので、臨場感たっぷり。早めの予約がおすすめ

店舗情報
銀座 鮨と豆腐料理 あい田 本店
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予約専用電話番号:03-3574-2241
寿司、豆腐料理、銀座
東京都中央区銀座8-7-19 イケドビル1F
JR線 新橋駅 銀座口より徒歩2分
(銀座中央通りを銀座方面へ、銀座八丁目の交差点を左折、『銀座国際ホテル』の先を右折し直進、かりんとう『たちばな』隣)
8,000~10,000円(ランチ:2,000円)

安定の品質とおいしさをリーズナブルな価格で楽しむ

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ツキジタマズシ ギンザロクチョウメテン
築地玉寿司 銀座6丁目店
〔銀座6丁目〕
江戸前寿司
銀座
寿司

築地玉寿司 握り

ランチ「おすすめにぎり」(1,800円)。職人が握る本格寿司をこの価格で食べられるのはうれしい

都内に16店を展開する人気の『築地玉寿司』。銀座6丁目店は、ビルの6階にあるとは思えないほど、ダイナミックな和の店内。葛飾北斎・富嶽三十六景が描かれたシートもあり、落ち着いた雰囲気の中にも、江戸の粋を感じさせる。

寿司メニューは「お好みにぎり」1貫100円から、「末広手巻」1本200円からとリーズナブル。旬の食材を限定で入荷するため、訪れてみて初めて出合うネタもあるはず。「銀座の寿司は敷居が高くて・・・」という人にはセットや、おまかせコースがおすすめ。"おきまり"で2,700円から用意している。

築地玉寿司 ちらし

彩り鮮やかなランチの「ばらちらし」(1,200円)は椀物、茶碗蒸し、サラダ付き。築地のおいしいものをたっぷりと盛り込んだ「築地丼」(1,500円)も人気

寿司以外の一品料理も充実。「刺身盛り合わせ」「貝類盛り合わせ」はもちろん、「とろのユッケ風」「蟹と芽かぶのサラダ」などをつまみに飲みたいのは、キリッと冷えた冷酒。ふくよかな味わいの焼酎もおすすめだ。

気軽に親しめる雰囲気なので、海外からのお客さんや子ども連れでの利用にも最適。外国人を対象に「にぎり寿司体験」もあるので、日本の食文化を伝える入門編として連れてきてみては。デイリーランチから、ちょっと贅沢したいときのディナーまで、カジュアルに味わいたい。

築地玉寿司 店内

間接照明による温もりと、白木をふんだんに用いた和の空間にほっこり。カウンター席のほか、半個室状のテーブル席もあるので、接待にも最適

店舗情報
築地玉寿司 銀座6丁目店
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予約専用電話番号:03-3574-9635
寿司、銀座
東京都中央区銀座6-9-5 小坂ビル6F
東京メトロ銀座線・日比谷線・丸の内線 銀座駅 A2出口より徒歩2分
(銀座中央通りを新橋方面へ、1つ目の角『イグジット・メルサ』を過ぎ、『ダロワイヨ 銀座店』隣のビル6階)
5,000~6,000円(ランチ:1,000円)

もともとは庶民のファストフードだった寿司。立ち食いでささっと食べていたものが、職人の技術や食材のクオリティーに応じて、世界に誇る日本料理のひとつに。だからこそ、幅広い用途で使い分けが出来るというもの。せっかくの“銀座で寿司”を体験するなら、まずは気軽なお店でカウンターデビューしてから、ステップアップしてみては? そしていつか、両親や恩師にごちそうできたら、一人前の大人なのかもしれません。


~豆知識~
寿司とは、酢・塩・砂糖などで調味した“寿司飯(シャリ)”と呼ばれる酢飯と、魚介類をメインとする食材を組み合わせた料理のこと。料理のジャンルとしては「日本料理」に分類され、大きく2つに分けると「江戸前寿司」と「大阪寿司」になる。違いは「握り寿司」と「押し寿司」。ただ現在は「バッテラ」を始め、「巻き寿司」「五目寿司」など、「握り寿司」以外のすべてを「大阪寿司」と呼ぶ傾向もあるようだ。そもそもの歴史は古く、奈良時代にはすでに存在していたという。その後、江戸時代にはファストフードとして立ち食いの屋台も誕生。しかし明治、昭和と時代の移り変わりとともに屋台は減り、しだいに高級店の部類に。ところが「回転寿司」の進出によって流れは一転。これは店内の客席に沿って設置されたコンベアの上を、寿司ののった小皿が連続して循環するという半セルフサービスのスタイルで、価格も安価。お客が自由にチョイスできる方法も喜ばれ、いつしか昔ながらの“庶民性”を取り戻すことになる。近年になると“SUSHI”の愛称で、アジアはもちろん、アメリカを始めとする欧米諸国でも親しまれるようになり、「カリフォルニアロール」を代表とする「ロール寿司」が生まれるなど、さまざまな様式が変わってきた。

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