古き良き味を巡る 港町・ヨコハマの逸品 | 美味案内

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みなとみらい ♯03

古き良き味を巡る 港町・ヨコハマの逸品

横浜港が開港したのは1859年、今から150年以上も前のこと。鎖国時代から一変、諸外国の船が次々と寄港し、国際都市として発展。斬新な西洋文化と融合した独特の文化は失われることなく、街のいたるところに異国情緒が漂っています。今なお愛され続けている横浜の逸品を食べに行きませんか?



愛され続ける横浜の逸品MAP
愛され続ける横浜の逸品MAP

明治時代の幕開けとともに、貿易都市として発展した港町・ヨコハマ。新しいものを積極的に取り入れ、独自の文化が花開きました。また、戦後、横浜市中心部や港周辺は連合軍に接収されたことで “小さなアメリカ”のような街となったといわれています。海外文化の影響を受け入れてきたこの街には、ほかにはない“横浜発祥”といわれるものが多く誕生しました。

なかでも有名なのが『ホテルニューグランド』で生まれた料理。連合国軍総司令部(GHQ)に接収された際、マッカーサーを始め、将校やその家族が滞在したホテルです。ここで誕生し、日本中に知られるようになったのが、初代料理長のサリー・ワイル氏が考案した「シーフード・ドリア」、二代目総料理長の入江氏による「ナポリタン」。そして、今ではちょっぴり懐かしいデザートもこのホテル発祥なのです。

【A】ホテルニューグランド コーヒーハウス「ザ・カフェ」

ホテルニューグランド コーヒーハウス ザ・カフェ

横浜を代表する1927年開業の『ホテルニューグランド』本館階にあるカフェ。陽光が差し込む窓からは街路樹の緑、その奥には海を望む、絶好のロケーション。将校の奥様たちに喜んで欲しいという思いから生まれた「プリン・ア・ラ・モード」は、横浜発祥のアイスクリーム、自家製プリン、生クリーム、鮮やかなフルーツのを盛り合わせた。美しく繊細な佇まいは貴婦人そのもの。なめらかなアイスクリームや、優しい味わいのプリンを口にすると、思わず笑みがこぼれる。

【A】ホテルニューグランド コーヒーハウス「ザ・カフェ」
前日までオードブルに使っていたコルトンディッシュというグラスに盛り合わせた「プリン・ア・ラ・モード」997円。“ウサギリンゴ”としてお馴染みのリンゴのカットは、フランス料理の技法のひとつで、これもこの店から広まった。すぐに売り切れてしまうこともあるので、できれば予約を
【A】ホテルニューグランド コーヒーハウス「ザ・カフェ」
【A】ホテルニューグランド コーヒーハウス「ザ・カフェ」

【住所】横浜市中区山下町10 ホテルニューグランド本館階
【電話番号】045-681-1841(代)

当時と変わらぬレシピで作られる逸品。長きにわたって愛されてきた「プリン・ア・ラ・モード」は、幸せの味として、多くの人の心をとらえています。

横浜港と関内との間には、文化財に指定された歴史的建造物が多く並んでいます。馬車道は、日本初のガス灯、煉瓦の道と、当時の面影を感じられる人気の場所。その路地裏に風格漂う洋食店があります。『グリル・エス』は、まだこの辺りが野原だった昭和29年に開業。親子3代で通う人もいる、常連客の多い一軒です。

【B】グリル・エス

グリル・エス

街の繁栄を見守ってきた老舗のひとつ。扉を開くと、ゆっくりと時が流れるクラシカルな空間が広がっている。「オムライス」「カニコロッケ」など親しみのあるものから、「舌平目ムニエル」「ブイヤベース」といった西洋料理まで、古き良き時代の洋食メニューが並ぶ。どの料理もボリュームたっぷりだが、不思議なほどストンと胃に収まるのは、上質な素材を使い丁寧に作られているから。奥深い味わいは舌と記憶に残り続ける。横浜の名士たちがこぞって通い詰めるのも納得だ。

【B】グリル・エス
漆黒のルウに生クリームを添えた「ハヤシライス」1260円。1週間煮込み、冷蔵庫でさらに1週間ねかせたデミグラスソースの深いコクと凝縮した旨みが広がり、後には心地いい余韻を残す。ゴロゴロと入った牛肉の贅沢さもうれしい。ランチはサラダ付き、ディナータイムは単品でのオーダーはできないのでご注意を
【B】グリル・エス
【B】グリル・エス

【住所】横浜市中区相生町5-89
【電話番号】045-681-2581

“洋食”は、西洋料理をアレンジした日本独自の料理。西洋料理の食材を使うことが困難だった明治時代に、代用品で作ってみたところ評判となり、幅広い世代に親しまれる料理となりました。残念ながら、現在は昔ながらのレシピを守る専門店は減少傾向ですが、横浜には脈々と受け継がれるお店があります。

最後に訪れる『勝烈庵 馬車道総本店』は、洋食のなかでも和食に近い「カツレツ」のお店。四角いカツレツが有名なお店ですが、豚の脂身のおいしさにこだわった「ロースかつ」も絶品との呼び声が高いそうです。

【C】勝烈庵 馬車道総本店

勝烈庵 馬車道総本店

創業は昭和2年。3階建の一軒家で、広々とした店内には板画家・棟方志功氏の作品が惜しみなく飾られている。外国人居留地が近かったことから「洋風の料理を和風にアレンジしよう」と「カットレット」をヒントに生まれたのが名物の「勝烈(カツレツ)」。ヒレ肉を開き串刺しにして揚げることで均一に火が入るのだとか。たっぷりの果物や野菜を使った秘伝のソースは、40年以上変わらぬレシピで作られている。フルーティーな味わいと肉の甘みの絶妙なおいしさに箸が止まらない。

【C】勝烈庵 馬車道総本店
一番人気の「勝烈定食」1470円は、コシヒカリ、シジミ椀、キャベツ、新香が付く。サクッと歯触りのいい衣の理由は、『馬車道十番館』で特別に作ったパン粉や、3種の油をブレンドした揚げ油。細かなこだわりから生まれる唯一無二の味わい
【C】勝烈庵 馬車道総本店
【C】勝烈庵 馬車道総本店

【住所】横浜市中区常盤町5-58-2
【電話番号】045-681-4411

ガス灯が点り、美しくライトアップされた建造物が、ノスタルジックな気持ちにさせてくれる街並み。新しい施設が次々と生まれ、時代とともに景色も変わりますが、それでも、変わらない味を求める人々に支えられているお店がたくさんあります。この街で生まれ、愛され続ける逸品。失くしたくはない独自の食文化を、ぜひ一度味わってみてください。

横浜の古き良きお店
 リスト

明治時代風の洋館で味わう、素敵なひととき
文明開化の香りを今に伝える赤レンガの洋館造り。1階は喫茶、2階は英国風酒場、3階はフレンチレストラン。異国文化の影響を受けた「開化ステーキ」は、一度は食べておきたい一品。
【住所】横浜市中区常盤町5-67
【電話番号】045-651-2621
【定休日】無休
【営業時間】ランチ11:00~(L.O.14:00)、ディナー11:00~22:00(L.O.21:00)
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馬車道十番館 本館
【E】

相生本店

閉店

本格的な日本料理と洋食を堪能
1931年創業の、アメリカ料理をベースにした洋食と日本料理を味わえるレストラン。じっくりと手間ひまをかけて煮込んだ「馬車道カレー」は70年以上前から愛され続けている逸品。ゆったりと味わいたい。
【住所】横浜市中区相生町4-67
【電話番号】045-681-1661
【定休日】無休
【営業時間】9:00~21:00(L.O.20:00)

相生本店
【F】

江戸徳

閉店

創業明治20年の老舗うなぎ店
吟味された鰻を熟練の技で丁寧に焼き上げていく。蒲焼きや白焼き、ひつまぶしまで、鰻のおいしさを余すところなく楽しめる。2階は個室になっているので、ゆっくり食事したいときや接待に最適。
【住所】横浜市中区太田町5-63
【電話番号】045-681-7123
【定休日】土日祝休
【営業時間】11:30~14:30(L.O.14:15)、17:00~21:00(L.O.20:30)

江戸徳

中華街を代表する広東料理の老舗
明治25年の創業以来、横浜中華街の先駆け的存在として不動の人気を誇る老舗。伝統の味を継承し、職人の巧みな技が奏でる本格料理は、日本人の口に応えた親しみやすい味わい。
【住所】横浜市中区山下町153
【電話番号】045-681-4004
【定休日】無休
【営業時間】11:00~22:00(L.O.21:30)
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萬珍樓 本店

重厚感ある構えの本格北京料理店
こだわりの調度品が並び高級感溢れる店内で、本格北京料理を堪能できる。旬の素材をふんだんに盛り込んだ料理は色鮮やかで目でも楽しませてくれる。「蟹肉入りフカヒレの姿煮」や「ペキンダック」は秀逸。
【住所】横浜市中区山下町186
【電話番号】045-681-2918
【定休日】無休
【営業時間】11:30~22:30(L.O.20:45)
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華正樓 本店

新宿ごはん

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