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神楽坂メイン画像
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神楽坂 ♯03

「一見さんお断り!」的なお店に行ってみました!!

「一見さんお断り」のお店に行ったことはありますか?「行きたいけど、機会が無いから入れない」という人たちが、ほとんどではないでしょうか。そもそも「一見さんお断り」のお店というのは見た目だけで判断しづらいもの。そこで今回は「一見さんお断り」的なお店にアタック。その結果をレポートしました。

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「一見さんお断り」的 Map
「一見さんお断り」的 MAP

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神楽坂のメインストリートから、路地を一本入った裏通り。そこには長い歴史とともに歩んできた老舗店が、そこかしこにたたずんでいます。しかも、そのどこもが「一見さんお断り」の雰囲気をかもし出している店構え。見るからに敷居が高そうです。

とはいえ‘入店できないからこそ行ってみたい’と思うのが好奇心。「この門の向こう側は、どんな雰囲気で、どんな人たちが訪れ、どんな料理を食べているのだろう?」。知らないからこそ、知りたい!という気持ちで「一見さんお断り」的な老舗店のそこかしこにアタックしてみました。

まずは軽い気持ちで扉を叩くこと数軒。…見事に玉砕しました。「一見さんお断り」に見えるお店は、やっぱり「一見さんお断り」のようです。そんななか、やっとの思いでアポイントに成功したのが「かつては一見さんお断りでした」という、明治初期から続く『割烹 うを徳』。

【A】割烹 うを徳

割烹 うを徳

神楽坂の裏通りに建つ、黒い塀に囲まれた『割烹 うを徳』。明治の文豪「泉鏡花」に愛されたお店でもある。彼の小説『婦系図』に登場する魚屋『めの惣』のモデルは、『うを徳』の初代・萩原徳次郎氏。その後、割烹料理屋を開く際にも、ひいき筋への挨拶文を店主の代わりに書いたほど縁が深かったそう。もともと初代が八丁堀で魚屋を営んでいたこともあり、五代目となる現在のご主人になっても魚に取り組む姿勢は変わらない。もちろん「芸者さん」を呼ぶことも可能な本格的な日本料理店。

>>「割烹 うを徳」への行き方など詳細情報は…

【A】割烹 うを徳
ご主人自ら築地に通って旬の物を吟味しているというだけあって、魚のおいしさは‘さすが’。写真の「鯛の松皮造り」は、初代の技を代々受け継ぐ伝統の逸品。皮を付けたまま、さっと湯引き。皮と皮ぎしに旨みが凝縮された鯛の味わいは、弾力のある身と、こりこりした歯ごたえを楽しめる。
【A】割烹 うを徳
【A】割烹 うを徳

【住所】新宿区神楽坂3-1
【電話番号】03-3269-0360

時代の移り変わりとともに「一見さんお断り」のお店が姿を消し始めているという神楽坂。かつては200人以上いたという芸者さんも、現在は30人ほどに減ってしまったといいます。その流れによって料金体系の複雑さから敬遠されがちだった料亭も少しずつ様変わりを始めたそう。

それでは引き続きアタック開始。…またしても玉砕が続く。女将さんの対応は非常に丁寧なのですが、老舗店はやはり「一見さんお断り」のお店が多いようです。

そんなこんなで、やっとたどり着いたお店は、戦後間もない1948年に創業した『料亭 幸本』。「一見さんお断りと思われていますが、実は違うんですよ」とのこと。

【B】料亭 幸本

料亭 幸本

神楽坂のトップページ写真でも紹介している、あの有名な路地に店を構える『料亭 幸本』。そこに存在するだけで「一見さんお断り」の雰囲気を十分に感じられる。個室のあちらこちらに飾られた調度品をはじめ、こだわり抜いた器に彩られる旬を先取りした料理は、五品のバランスを考えた贅沢な逸品。料亭初心者はもちろん、芸者を呼ぶ高級接待まで、幅広く活用できる。ちなみにテレビドラマ『おせん』で主演女優に「料亭女将」指導をしたのは、ここの若女将とのこと。それだけも凄さが十分伝わってくる。

>>「料亭 幸本」への行き方など詳細情報は…

【B】料亭 幸本
「食材は常に走りの物を先取りし、10日ほどで献立の内容を変更しています」と長谷料理長。写真手前左から「野菜とまながつおの湯葉巻き」「かますの塩焼」「厚焼玉子」。後ろは「枝豆のしんじょう、車海老、しめじ、つる菜」のお椀。料亭ならではの趣き深い中庭も一見の価値あり。
【B】料亭 幸本
【B】料亭 幸本

【住所】新宿区神楽坂4-7
【電話番号】03-3260-1576

取材をしてみて分かったことは‘「一見さんお断り」に見えて、実はそうではないところもたくさんある’ということ。そしてもうひとつ、店主に聞いた話しですが‘本格的な日本料理の食事マナーやしきたりがわからないから入りづらい…そんな人たちも意外と多い’ということです。みなさんはいかがですか?

今回お伺いしたお店は、どこも気さくな感じで、気軽に食事ができそうな雰囲気でした。記念日やハレの日に、親しい人とおいしい料理をいただくには最適のお店と思います。とはいえ、紹介しているところはどこも‘完全予約制’ですので、その点だけはご注意を。



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「一見さんお断り」的リスト

小説『婦系図』に登場する魚屋『めの惣』
毘沙門天近くの路地裏に位置する、落ち着いた雰囲気の割烹。作中の『めの惣』を現実のものにした、まさに神楽坂の奇跡と呼ぶに相応しい名店といえる。
【住所】新宿区神楽坂4-3
【電話番号】03-3267-8180
【定休日】日祝
【営業時間】11:30~14:00、17:30~22:00
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小割烹 め乃惣

三味線の演奏が楽しめる粋な大人のお店
艶やかな芸事に、花街の風情を感じる和の空間。華やかな三味線の美しい音色に耳を傾けながら、旬の彩る味覚と、心和むひとときをゆっくりと味わいたい。
【住所】新宿区神楽坂3-2 野村ビル 1F
【電話番号】03-3267-9594
【定休日】土日祝
【営業時間】12:00~16:00、18:00~23:00
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神楽坂 味扇

かくれんぼ横丁に位置する心地よい一軒
産地、自然、安心にこだわるこのお店は、数寄屋造りの建築が日本の伝統美を今に伝える和の空間。旨い酒をあおりながら、いつまでも酔いしれたい。
【住所】新宿区神楽坂3-1
【電話番号】03-3266-1611
【定休日】日
【営業時間】17:00~23:30(L.O.22::30)/土17:00~23:00(L.O.22:00)
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馳走 紺屋

撮影:織田裕徳  取材・文:平林善行(編集部)
このページのデータは2010年5月20日現在のものです。



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