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浅草 ♯03

江戸前の粋を味わう 浅草グルメ決定版!

江戸前の粋を味わう 浅草グルメ決定版! 浅草はたくさんの老舗が軒を連ねる街。30年、50年どころか、なかには100年、200年以上という歴史を持つ、江戸時代から続くお店も。そして、浅草を代表するグルメといえば、やはり江戸前の味。昔から変わらない職人の仕事と、江戸っ子の心意気を今に伝える名店を訪ねてみました。

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一度は訪れたい浅草の名店 Map
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“かつては東京随一の繁華街として栄えた浅草。
落語に三社祭、仲見世の賑わい…。この街には、いまも粋な江戸の文化が息づいています。
そして浅草には、東京を代表するおいしいものが集結。寿司、天丼、すき焼き…、一度は訪れたい名店がずらりと並んでいます。

なかでも外せないのは、やはり、うなぎや天ぷらに代表される“江戸前の味”。まずは、浅草の中でもっとも歴史ある店のひとつ『鰻 やっこ』で、その味を堪能。創業時からの江戸前の仕事が、いまもしっかりと受け継がれています。

【A】鰻 やっこ

鰻 やっこ

創業は寛政年間という、200年にわたる老舗。うなぎは産地やブランドにこだわらず、その時季の質のよいものを厳選している。蒸してから備長炭で香ばしく焼き上げた蒲焼は、うなぎそのものの濃厚な味わいがありつつも、しつこさはなく口の中でふわりと溶ける柔らかさ。タレは甘さを控えめに、薄味で仕上げる創業当時からの味を守っている。幕末の頃は勝海舟やジョン万次郎も訪れたという名店で、かつての江戸の賑わいに想いを馳せてみたい。

>>「鰻 やっこ」への行き方など詳細情報は…

【A】鰻 やっこ
肉厚で脂がのった極上のうなぎを使った「うな重 桜」2900円。程よい固さに炊かれたご飯との相性も抜群。うな重は、ほかに「梅」1900円、「桐」3700円の全3種類。店内は大正ロマンをイメージした和洋折衷の空間。テーブル席や掘りごたつの座敷もある
【A】鰻 やっこ
【A】鰻 やっこ

【住所】台東区浅草1-10-2
【電話番号】03-3841-9886

うなぎが江戸時代に流行したのは、“土用の丑の日にうなぎを食べると夏バテしない”という平賀源内のコピーが起源という話は有名ですが、もしかしたら幕末の武士たちも、スタミナ補給のためにこぞってうなぎを食べたのかも…そんな風に思うと、この界隈はどんな風景だったのだろう…とつい想像してしまいます。

さて、江戸前といえば思い浮かぶのは、やっぱり“江戸前寿司”。
江戸時代後期に、気の短い江戸っ子たちのお腹をすばやく満たすためのファストフードとして、にぎり寿司が生まれ、大人気となったことが、江戸前寿司のルーツといわれています。
明治36年創業の『紀文寿司』は、いまも江戸前のタネと仕事にこだわり続ける老舗。
その佇まいからして風格があふれています。

【B】紀文寿司

紀文寿司

1903(明治36)年創業、浅草でもっとも古い寿司店のひとつ。魚介は小柴や千葉、鹿島など、できるだけ東京湾や近海のものにこだわり、魚の鮮度と味を保つため、冷たい井戸水を地下から汲み上げて使用。煮物や酢〆めといった江戸前の仕事を守り続けている。ノスタルジックな雰囲気漂う店内で、四代目主人の話に耳を傾けながら、江戸前の味を堪能してみたい。

>>「紀文寿司」への行き方など詳細情報は…

【B】紀文寿司
鹿島産のハマグリ、小肌、タコなど江戸前の仕事が生きた握り寿司。寿司盛り合わせは握り2310円~、ちらし2520円~と比較的リーズナブル。写真下は「上寿司」2835円
【B】紀文寿司
【B】紀文寿司

【住所】台東区浅草1-17-10
【電話番号】03-3841-0984

築50年ほどの紀文寿司の店内には、古いレジスターやおしぼりの保温器などが今も現役で活躍しています。また、窓枠などの建具は、釘を一切使わず作られており、今では修理できる職人を探すのも難しいと、四代目のご主人が穏やかに語ってくれました。
時間をかけて大切に使われてきたものたちからは、新品からは決して放たれない味わいが滲み出し、この店の空気を作り上げています。懐かしい心地よさに包まれた店内にいると、このお店が老舗になり得た理由が、なんだかわかるような気がしました。

さて、本来の江戸前とはちょっと意味合いが違いますが、浅草が発祥のお酒があるのをご存知でしょうか? 明治時代に神谷傳兵衛によって発明された「電気ブラン」は、甘い口当たりとハーブの香りに、高めのアルコール度数が刺激的なお酒。日本で最初にできたバー『神谷バー』で味わうことができます。

【C】神谷バー

神谷バー

1880(明治13)年から営まれる、日本で初めてのバー。看板メニューの「電気ブラン」は、ブランデーにジンやワイン、キュラソー、ハーブをブレンドしたリキュール。発売当時は電気がまだ珍しく、新しいものに“電気○○”という称号をつけるのが流行していたことから、この名前が付けられた。生ビールをチェイサー代わりにして、電気ブランと交互に飲むのが神谷バー流。お酒や料理の注文時は、入口のカウンターで食券を買うという昔からのスタイルもここならでは。

>>「神谷バー」への行き方など詳細情報は…

【C】神谷バー
手前から「電気ブラン」260円、「まぐろのカルパッチョ」710円、「煮込」510円。料理は焼鳥やお新香からナポリタンまでと、幅広くラインナップ。1880年に現在の場所に『みかはや銘酒店』として創業、のち1912年に店名を『神谷バー』に改め、現在に至る。石川啄木や萩原朔太郎など、多くの文化人たちも、ここでグラスを傾けつつ時を過ごしたという
【C】神谷バー
【C】神谷バー

【住所】台東区浅草1-1-1
【電話番号】03-3841-5400

『神谷バー』の所在地は、浅草一丁目一番一号。雷門通りと江戸通りが交差する、浅草の一等地に建つレトロなビルは、古きよき浅草の象徴でもあります。
浅草に出かけてお芝居を見て神谷バーに行く…このお店が出来た当時は、そんな行為がとても特別でおしゃれなことだったのかもしれません。

“江戸前の味”をのれんに掲げるお店には、料理のおいしさはもちろん、それだけではない魅力があるような気がします。
店を守り続ける主人の心意気、その店に通って支え続ける人たち、皆「浅草が好き」という気持ちを持っているからこそ、他のお店にはない味わい深さが生まれるのでしょう。
今回ご紹介したお店は、浅草に来たなら一度は訪れておきたい有名店ばかり。
今度の週末あたり、ぶらりと訪れてみてはいかがでしょうか?



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一度は訪れたい浅草の名店

コクのあるハヤシライスやビーフシチューは絶品!
「旨すぎて申し訳ないス!」のコピーでも知られる、昭和26年創業の洋食店。オススメは1日50~60食限定の「ハヤシライス」。じっくりと煮込まれた濃厚なデミグラスソースが美味。
【住所】台東区浅草1-41-4
【電話番号】03-3841-1802
【定休日】木
【営業時間】11:45~22:30(LO22:00)
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ヨシカミ

浅草を代表する関東風すき焼きの名店
明治28年創業の関東風すき焼きの老舗。極上の和牛を秘伝の割り下で味わうすき焼きやしゃぶしゃぶが楽しめる。文化財に登録されている風情あふれる木造の建物も趣き深い。
【住所台東区浅草2-2-5
【電話番号】03-3841-2690
【定休日】無休(12月~1月中旬はランチ休)
【営業時間11:00~15:00、16:30~21:30(LO20:30)/土日祝11:00~21:30(LO20:30)
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今半別館
【F】

釜めし 春


炊きたてホカホカの釜めしは至福の味わい
関東大震災後の大正15年に創業。薄味のダシで炊き上げる釜めしは、米の粒がピンと立ち、素材の旨みがしっかり生きている。「五目釜飯」や、8種の具が入る「特上釜めし」が人気。
【住所】台東区浅草1-14-9
【電話番号】03-3842-1511
【定休日】無休
【営業時間】11:00~(LO21:00)

釜めし 春

シンプルで奥深い昔ながらの東京ラーメン
店主が幼い頃食べた東京風醤油ラーメンの味を再現。煮干やカツオ節のダシが効いた和風のスープはホッとする味。ざるラーメンや季節ごとの限定ラーメンも見逃せない。
【住所】台東区浅草1-36-7
【電話番号】03-3845-4618
【定休日】無休
【営業時間】11:00~20:30
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よろゐ屋

下町の庶民の味といえば、やっぱり“どぜう”
ネギをたっぷりのせ、割り下で煮ていただく「どぜう鍋」は、骨まで柔らかくクセがないので、初めての人でも食べやすい。江戸情緒たっぷりの外観や座敷席もいい感じ。
【住所】台東区西浅草3-3-2
【電話番号】03-3843-0881
【定休日】水
【営業時間】11:30~21:30
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どぜう 飯田屋

撮影:大垣善昭  取材・文:松澤あゆみ(編集部)
このページのデータは2009年5月20日現在のものです。



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