今、行くならこのお店
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ニューオープン・レビュー
2009/5/8オープン
山形の旬の素材を味わえるカフェ&定食屋
三元豚と野菜の間に昆布を一枚引き、スチームで旨みを凝縮した「山形野菜と三元豚のスチーム」。柔らかな豚とシャキシャキの野菜に昆布の風味がきいたボリュームの逸品
江戸通りから脇道を2本入った馬喰町の問屋街。その一角に、白木枠の大きなガラスの引き戸が4枚並ぶ開放感たっぷりのカフェが目に飛び込む。ここが5月にオープンした『フクモリ』。店内に配した木のぬくもりあふれるテーブルや椅子はすべてオリジナル。そのナチュラルなスペースに、ブラウンやグリーンのリサイクルソファを置いたくつろぎの空間は、殺風景な倉庫だったとは思えないほどの洗練度と心地よさが漂っている。
実は、山形の情報発信基地でもあるこのカフェ。メニューに使う食材は、飲み物以外すべて山形産。山形県の名旅館、湯野浜温泉『亀や』、かみのやま温泉『葉山館』、天童温泉『滝の湯』の3旅館による監修のもと、こだわりの食材でもてなしてくれる。素材には、庄内三元豚に山形牛、日本海で採れた鮮魚、そしてクラシック音楽を聴かせ飼育する鶏の名物卵「わんぱくたまご」まで盛りだくさん。なかでも、野菜とお米へのこだわりは強く、有機栽培の物しか扱わない徹底ぶり。お浸しや蒸し料理、塩焼きなど、いたってシンプルな料理法で作る優しい味わいのひと皿が夜は一品料理として、ランチなら980円で日替わり定食としていただける。さらにランチならご飯と味噌汁のおかわり自由でお得感もたっぷり。
カフェタイムには、山形の人気オーガニックレストラン『アル・ケッチャーノ』から届くスイーツと、コーヒー通なら誰もが知る山形のコーヒー専門店『コフィア』の豆でバリスタがネルドリップした贅沢なコーヒーで豊かなひとときを。また、ランチは定食屋、夜は、お酒ともに山形の味を堪能できるダイニングとして、思い思いのスタイルで使い分けられる、とっておきの一軒だ。
テーブルの間隔をなるべく空け、それぞれのプライベートを重視した店内。外からの店内の様子がよく見え、気軽に立ち寄れる雰囲気がいい
電話番号: 03-5829-9987
住所: 千代田区東神田1-2-10 泰岳ビル1F
このページのデータは2009年06月30日現在のものです。