代官山 ♯03
代官山のとっておき カフェ＆スイーツ
大通りから路地裏まで、小さなお店が軒を連ねる代官山。時間が経つのも忘れてしまうほど、つい夢中になってしまいます。そんな街歩きの途中に欠かせないのがコーヒータイム。おいしいコーヒーとスイーツを楽しめる、この街ならではのとっておきのカフェへご案内します。
小さな雑貨店や洋服屋さんとともに、この街にはカフェも数多くあります。しかも、ほかにはない魅力を感じられるお店ばかり。街が動き出すのはお昼過ぎという印象もありますが、実は、朝早くからオープンしているカフェも少なくありません。一言では言い表せないのが代官山カフェ。歩き疲れたときに味わうこだわりのコーヒーと、自家製スイーツはまた格別です。散策の途中にぜひ立ち寄ってみましょう。
まずは、代官山カフェの定番人気を誇る『 松之助 N.Y. 代官山店』へご案内します。旧山手通り沿いのランドマーク『ヒルサイドテラス』にあり、自然光がたっぷり注ぎ込む大きな窓が目印。通りゆく人たちを眺めながら、本場のアメリカンスイーツをいただきましょう。
料理研究家・平野顕子さんがオーナーを務めるカフェ。ニューイングランド地方の伝統的なスイーツを本場そのままのおいしさで提供する。看板商品の「アップルパイ」や「チーズケーキ」は季節によって登場するメニューが変わるのもうれしい。オーナーオリジナルのレシピを元に作り上げるスイーツはシンプルで洗練されているのに、どこかほっとする温もりに満ちている。素材の自然な甘みを堪能しながら、ゆっくり過ごしたい。
ショーケースを彩るアメリカンスイーツは、素朴で飽きないおいしさ。外国人のお客さんが多いのもおいしさの証明。2013年5月頃には、なんと本場N.Y.に出店するというから楽しみです。
続いて、この街の新ランドマーク『代官山T-SITE』へ。敷地内にはいくつかのカフェやレストランがありますが、代官山蔦屋書店2階にブックカフェ＆ラウンジがあるのをご存知ですか？ “大人のためのTSUTAYA”にある『 Anjin』は、江戸幕府に外交顧問として仕えた三浦按針（ウィリアム・アダムス）から命名。文化の水先案内人の役割を果たしたいとの思いが込められています。
落ち着いた照明、ゆったりとしたソファ席、静かに流れるジャズの心地よい音色。大人がゆっくりと文化に触れあうためのカフェ＆ラウンジ。四方の棚には滅多に手に入らない希少な雑誌のバックナンバーなどがずらりと3万冊も並び、自由に手に取って閲覧することができる。朝9時のオープンから深夜2時まで、時間帯や季節に合わせてメニューも変わるので、自分らしいスタイルで活用したい。時間を忘れて知識欲に身を任せるのもおすすめ。
自家製赤ワインソースが決め手の「ローストビーフサンド」や「ハヤシライス」といったシェフが作る本格的なメニューから、「あんみつ」「おしるこ」などの甘味まで揃っているので、好きな時に、好きなように過ごせます。狙い目は平日の午前中。お休みを取って出かけてみると、リフレッシュできますよ。
代官山のカフェにはご近所さんが多いことに気付かされます。「住んでいる人たちに優しい」街だからなのだそう。そんなご近所さんたちが通うお店なら、間違いはありません。
2011年2月、路地裏にひょっこりとオープンし、クチコミで人気が広がっていったカフェがあります。 その名も『Mocha coffee 代官山』。希少なイエメンのコーヒー豆を使った、本場のモカコーヒーをいただけます。
細い路地から一段下がった庭先には花が咲き、真っ白な壁とウッドの家具がナチュラルな雰囲気を漂わせている。イエメン人のご主人が「日本には本物を飲めるお店がない」と気付いたところから始まった。品質の良いコーヒーチェリーはイエメンの農園から直接買い付けるという。地域によって異なる豊かな味わいやアロマを存分に楽しませてくれる。ハンドドリップで丁寧に淹れる一杯と合わせたいのは、この店ならではの中東菓子。新たな発見を楽しもう。
この店の存在はクチコミで全国に広まり、遠方から訪れる人も少なくないとか。私たちが思い浮かべるチョコレートをプラスした「カフェモカ」ではなく、カカオのアロマを含んだコーヒー豆から淹れた本物のモカコーヒーを知るにはぜひ訪れたい一軒です。
落ち着いた客層が多くなったいまの代官山では、カフェで騒ぐのは禁物。その味わいに舌鼓を打ちながら、ゆったりとした気持ちで過ごしてください。朝時間を有効に活用するのも素敵ですよ。
代官山カフェ＆スイーツリスト
一流のおいしさを気軽に楽しむひととき
世界有数の料理学校『ル・コルドン・ブルー』のヴィエノワズリーや焼菓子を販売。一流のクオリティをカウンター席やテラスで気軽に堪能できる。もちろんテイクアウトも可能。
【住所】渋谷区猿楽町28-13
【電話番号】03-5457-2407
【定休日】月
【営業時間9：30～19：00（L.O.18：30）/土祝前9：30～20：00（L.O.19：30）
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こだわり素材で作るふんわりサクッのワッフル
代官山の路地裏に佇むワッフル専門店。国産小麦粉などこだわり素材で作るワッフルは、ふんわりサクッとした食感。季節に応じて常時約10種が揃う。午後のティータイムには最適。
【住所】渋谷区代官山町10-3
【電話番号】03-3476-6721
【定休日】不定休
【営業時間】11:30～19:00/土日祝11:30～19:30
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路地裏の地下に広がるオーガニックカフェ
アパレルショップ『オクラ』の地下にある隠れ家のようなカフェ。この店では安全性にこだわった素材を使ったオーガニックメニューをいただける。人気の「OKURA焼き」を食べながら街を散策しても楽しい。
【住所】渋谷区猿楽町20-11 OKURA B1
【電話番号】03-3461-8512
【定休日】無休
【営業時間】11:30～19:00（L.O）/土日祝11:00～19:30（L.O）
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チョコレートの新しい楽しみ方を提案
カカオ配合率が異なる4種のチョコをセレクト。分量を決め、アロマポットのような容器でミルクを温めて好きな分量だけチョコを溶かしながら自分好みの味や濃度に調節して飲むホットチョコが評判。
【住所】渋谷区猿楽町24-1 ROOB2 1F
【電話番号】03-6416-1900
【定休日】無休
【営業時間】10：00～（L.O.20：00）
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pile cafe DAIKANYAMA
居心地のいい大人カフェダイニング
喧騒から離れた路地裏に佇むカフェダイニング。アンティークのソファや調度品を配した店内は、温かみあふれる照明が灯され、居心地のいい空気感が漂っている。おいしい料理とともにゆったりと過ごしたい。
【住所】渋谷区鶯谷町1-3 外山ビル2･3F
【電話番号】03-3461-3463
【定休日】無休
【営業時間】11：30～24：00
撮影：山村佳人 取材・文：伊勢嶋暢子（編集部）
このページのデータは2013年4月10日現在のものです。
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オープンテラスで楽しむ おいしいランチタイム
春の陽気がぴったりの代官山。桜の季節には目黒川や西郷山公園がにぎわい、夏に向かって旧山手通りの街路樹は美しい緑の葉を茂らせていきます。暑い時季が訪れる前に、春の心地良い時間を楽しんでみてはいかがでしょう。そよ風が吹き抜けるオープンテラスなら、おいしいランチタイムを満喫できますよ。
代官山 ♯01
本物をカジュアルに 進化系フレンチ
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